912SH を使いこなそう!:カメラ編
SHARP 912SH

私は基本的にデジカメを毎日持ち歩く人なので、携帯電話のカメラにはそんなに期待してませんでした。

最初に手にしたカメラ付携帯電話は V501SHです。以降、W-ZERO3、W-ZERO3[es]、X01HT とどれも画素数は似たり寄ったり。写りもどんぐりの背比べ。実際、試し撮り以外ではほとんど使用機会が無く、カメラにメモリーカードを入れ忘れたときの緊急対応用でした。

そんな状況が変わったのは 705NK を手にしてからでしょう。705NK を持ってたときはあまり感じませんでしたが、912SH を入手して比べると、改めて 705NK のカメラの良さを認識しました。これだけは惜しかったです。

で、本題の 912SH ですが、画素数は 300万、イメージセンサーは CMOS ではなく CCD であったりとなかなか期待させてくれるスペックですが、実際はちょっと厳しい。

腕のせいも多分にあるでしょうが、上手く撮れる条件が狭いように感じます。スナップ的に撮って後でパソコンで見ると失望することが多いです。

あと、レンズの位置と液晶の位置もどうにもしっくり来ない。今までの機種はほとんどストレートで、唯一折りたたみの V501SH も回転二軸構造で撮影の時は液晶を反転してストレートの用に扱えました。レンズがキーボード側についているので、液晶を被写体に対して正対させるとレンズは微妙にずれちゃうんですね。これはもう感覚で慣れるしかないでしょう。

このように、常に身に着けておけるコンパクトカメラとして 705NK からリプレースにするは厳しい 912SH ですが、携帯電話のカメラとしてはまあ及第点なんじゃないですか。16:9 のフルHD モードもなかなか面白いですしね。

最後に、比較としては相手が悪いかもしれませんが、同一被写体を *ist DS で撮ったものを載せておきます。あんまり変わらん、ということになると *ist DS の方が悲しいですね。

clock@*ist DS
PENTAX *ist DS / Vivitar 28mm F2.8