Web サイトに「リンクフリー」と書いてあるのをよく見かける。「リンクは自由にしていただいて構いませんよ」と言いたいのだと思うが、この表現は英語圏では通じない。字面通りに解釈すれば「リンク無し」「リンク不要」という感じだろうか。
「リンクは自由にしていただいて構いませんよ」という意味の「リンクフリー」は今では一般化してしまっているが、これは和製英語だ。英語としては誤りである(より厳密には誤りとは言い切れないそうだが)。サイト管理者がそこまで理解して使っているかどうかはここでは問わない。英語として誤っている和製英語は日常でも沢山使われている。
しかし、バリアフリーについて書かれたサイトで「リンクフリー」という言葉が使われているのはどうかと思った。
私自身、常に正しい言語表現ができているかどうかは甚だ怪しいが、明らかな矛盾にだけにはならないよう注意したい。