原題:
69.”RUNNING SCARED”
放映日:
1989/02/13
ダイジェスト
An extortionist threatens to turn ALF in to the immigration authorities for being an “illegal alien”.
あらすじ
ある日のタナー家。リビングが水浸しです。リビングに水を張ってエアコンの冷房を最強にして凍らせてアイスアリーナを作りたかったようです。いつものアルフの悪戯ですが今度ばかりはちょっと度が過ぎました。ウィリーもかんかんです。
あと片付けの最中アルフは一本の電話を取ります。なんとそれはアルフに対する脅迫電話でした。アルフがエイリアンだということをばらされたくなければ3000ドル払えと言うのです。ウィリーに助けを求めようとするアルフですが、この悪戯の後では助けてくれないかもと思ったアルフは一人で何とかしようとします。
タナー家を売りに出したり空き缶を集めたりして(随分極端だな)お金を工面しようとしたアルフですが、上手くいくはずがなく、結局ウィリー達にばれてしまいます。電話のことを正直に打ち明けたアルフでしたが、ウィリー達はただのいたずら電話だと決め付けます。「もう一度かける」と言ったはずの脅迫犯からの電話がなかったので、アルフもいたずら電話だと思いはじめたときに二回目の電話がかかってきました。今度はかくまっているウィリー達も罪に問われると言うのです。やはりいたずら電話ではないと思ったアルフはウィリー達に迷惑がかからないように自分から宇宙人調査団に出頭する決意をしました。
その日の深夜タナー家のドアが激しくノックされました。移民局の役人が家宅捜索にやってきたのです。タナー家にエイリアン、つまり不法入国者が居る疑いがあるというのです。エイリアンとは異星生物のことではなかったのです。そしてアルフを脅迫していたのも実は移民局の役人で、職権を乱用して金を巻き上げようとしていたのです。ウィリー達はアルフにそのことを伝えようとしますが既にアルフは宇宙人調査団のある空軍基地へ向かった後でした。
ウィリーとケイトは慌ててアルフを追いかけて、アルフに真実を伝えて連れ戻すのでした。アルフを脅迫していた役人は職権乱用がばれて懲戒処分が検討されているそうです。
雑感
アルフの悪戯から始まりますが、タナー家のために自らを犠牲にしようとしたアルフのタナー家への想いの深さがよく表れていた回でした。
「エイリアン」の取違えは日本ならともかく本国でも成り立つんですかね? 移民局の悪徳役人の演技がなかなか怖かったです。あんな風に脅されたらアルフじゃなくても逃げ出すかな。
今回の名言
「いいかみんな俺を解剖する前に一つだけ言っとく 止して!」[アルフ](宇宙人調査団に出頭したときのシミュレーション)
「でも皆さんをぶち込む位ならいっそ私がビーフジャーキーになった方がマシ」[アルフ](宇宙人調査団に出頭する前の覚悟の書き置き)