原題:
63.”ALONE AGAIN, NATURALLY”

放映日:
1988/12/05

ダイジェスト
ALF mistakenly believes his cousin is living in Barstow, when he reads an article in the National Inquisitor.

あらすじ
最近のアルフのお気に入りはゴシップ雑誌。これを読んでる間は静かになるのでケイトも容認しているようです。ある日雑誌を読んだアルフが悲鳴を上げて卒倒してしまいました。
雑誌にエイリアンと暮らしているという記事があって、その特徴がアルフの従兄弟のブリンキーにそっくりらしいのです。地球にメルマック星人の仲間が居るかもしれない、とアルフはブリンキーに会いに行きたがります。ウィリー達はでっち上げの記事だと取り合いませんが、結局アルフの熱意(?)に負けて、車で三時間先のバーストゥまで行くことになりました。
ウィリーがその家に訪ねると老夫婦が住んでいました。元々見世物小屋をやっていたらしく、宇宙人だと言っていたのはアンテナをつけたシェパードでした。やっぱりブリンキーは居なかったのです。そのことをアルフに伝えて帰ろうとしたウィリーでしたが、車で待っているはずのアルフが居ません。居てもたっても居られなくなったアルフは一人で老夫婦の家に入っていったのです。
そこでアルフはおばさんに捕まってしまいます。アルフを見世物にしてもう一度巡業に出るつもりです。アルフを救出しようと進入したウィリーですが、旦那さんに見つかってしまいます。でも、もう巡業に出たくない旦那さんはアルフ達を見逃します。
何とか窮地を脱して帰途に着くアルフ達。ブリンキーに会えなかったアルフは一層の孤独感を募らせます。ウィリーの車を抜いていく一台の車。その後部座席になんとメルマック星人が!アルフはすぐに今の車を追いかけるように言いますが、ウィリーは車なんて一台も通ってないと言います。あれは寂しさのあまりアルフが見た幻だったのでしょうか?

雑感
アルフのホームシックもの。全体的にコメディ色が強いのですが、最後のアルフの台詞が泣かせます。
元見世物小屋の老夫婦はなかなか良いキャラでした。おばさんのほうが強烈なキャラなのですが、旦那さんもいい味出してました。旦那さんに見つかったアルフとウィリーがインチキ超能力で騙そうとするのですが(このやり取りも面白い)、そんな手には引っかからず、逆におばさんからアルフ達を逃がすときにインチキ超能力に乗っかっておばさんの気を引きます。
最後に出てきたメルマック星人が幻なのか実在なのかは謎のままです。

今回の名言
「追い詰められ最早これまでというときにしか使われない究極のパワーだ」[ウィリー](アルフのインチキ、もといハッタリ超能力)
「俺の場合、感じるんじゃない。文字通り独りだ。」[アルフ](ウィリーの「誰にでも孤独を感じるときがある」という慰めに対して。本当の孤独を知るものの重い言葉)