原題:
53.”STOP IN THE NAME OF LOVE”

放映日:
1988/10/03

ダイジェスト
ALF hides out in the back seat during Lynn’s date at the drive-in.

あらすじ
タナー家のみんながリビングでゲームをして楽しんでいます。でもリンだけが浮かない顔。数日前にボーイフレンドのロロイドと別れてしまったのです。
何とか元気付けようとするアルフは、リンから他に好きな男の子が居ることを聞き出します。早速デートに誘うように勧めるアルフですが、失恋の痛手で恋に臆病になっているリンは、また失恋するかもしれない、と自分から告白する気にはなれません。しかし、そこで引き下がらないのがアルフ。リンに内緒でデートの約束をしてしまいます。良いことをしたと思っていたアルフですがリンはカンカン。アルフが約束したのはリンが好きなダニー、ではなくいとこのドニーだったのです。
憂鬱な気分で当日を迎えたリンですが、迎えに来たのは何とドニーではなくダニーでした。ドニーが体調不良で来れなくなったそうです。リンは内心大喜びですが、自分がダニーに好意を持っていることを悟られないように平静を装います。二人はドライブインシアターに出かけるのですが、その後部座席には車で遊んでいたアルフが乗ったままでした。
デートの途中でアルフの存在に気付くリン。ダニーとのデートは嬉しいものの、アルフのちょっかいや、恋への不安でだんだんナーバスに。遂にはダニーのことは諦めると言い出してしまいます。そんなリンにアルフは、ロンダとの初デートの日にメルマック星が爆発してしまいきちんと想いを伝えられなかった体験談を踏まえて、自分の気持ちは正直に伝えるべきだとアドバイスします。
アルフの言葉に勇気付けられたリンはダニーに告白します。するとダニーもリンのことが好きだったのです。ドニーは体調不良ではなく、リンとデートしたダニーが買収して代わってもらったのです。邪魔者のアルフもウィリーに連れて行かれ、両想いだと分かった二人はデートを楽しむのでした。

雑感
第三シーズンの一話目。私がアルフを 8mm に録り始めたこの第三シーズンからです。ですのでこの第三シーズンの前半辺りが一番よく見ていますし、一番好きです。第一シーズン、第二シーズンと比べてアルフのボケぶりや、タナー家とのやり取りも熟成されてきた感じがします。
アルフ曰く木星の主成分は材木らしいです。違うと知ったときの台詞が「じゃ木星の「木」って何なの?地球の元は「地べた」よ」ですって。これって原文だとどんな台詞だったんでしょうね。
いつも荒唐無稽で破天荒なアルフですが、時々皆をドキリとさせます。今回も想いを伝えられずに故郷を失ってしまった者の説得力がありました。
それにしてもアルフにはロンダの前に結婚まで考えていたルビーというフィアンセが居たんですね。待たせすぎて尼さんになっちゃったらしいですけど。

今回の名言
「愛はピザと同じ。冷たくてかたいときもあれば、熱くとろけるときもある。欲張って熱いうちにかぶりつくと、口ん中ベロベロ。」[アルフ](シェリー・ウィンターズ著「愛の手引き」より)
「何で地球人は本音言わないのよ!」[アルフ](好きだけど好きだってこと知られたくないリンの乙女心に対して)