故あって、CommuniCaseを試してみました。結果としては常用には至らずでした。
CommuniCaseはICS以降のAndroid端末向けのdocomoのマルチアカウントに対応したメーラーです。spモードメールの置き換えとしても使えます。
何故他のメーラーを、というかCommuniCaseを試そうと思ったかというと、Gmailアプリの挙動がおかしくなったためです。
以前、新バージョンのWALKMANをインストールした時に、一緒に新バージョンのGmailもインストールしました。その後、Google Play ストアでも新バージョンが公開されたので、一旦旧バージョンに戻して、正式版の新バージョンにアップしました。この頃から、Gmailアプリ側でメールを削除しても、Gmail側では消えないという状況になってしまいました。
この状況はアプリを再度旧バージョンに戻すことで回避できていたのですが、年末に旧バージョンでも、Gmailアプリ側でメールを削除しても、Gmail側では消えないという状況になってしまいました。ダメ元でもう一度新バージョンにしてみましたが、やっぱりダメでした。
そこでCommuniCaseを試してみようということになったのです。
CommuniCaseで削除したメールはGmail側でもキチンと消えてくれました。でもCommuniCaseでのGmail受信にも幾つか問題がありました。
まず、削除はできるのですがアーカイブができません。これは地味ですが、個人的にはちょっと嫌です。
続いて、コンスタントに自動受信してくれません。設定としては、「IMAPアイドル」にチェックを入れて、「リフレッシュ間隔」を「60分ごと」にしていました。この設定だとリアルタムに受信することもあれば、2時間経っても受信しないこともありました。
個人的にはGmailはリアルタイムに受信できなくても良いのでこれはそんなに問題ではありません。
IMAPアイドルにチェックを入れていると、Gmailの同期をしなくてもCommuniCase側で自動受信してくれるのは良いのですが、バッテリもそれなりに喰うようです。
でも、総合的にはCommuniCaseの使い勝手は悪くないと思ったので、spモードとGmailをCommuniCaseで統合してしまおう、と思ったのですが、最後の最後で個人的には大きな不満点が発覚してしまいました。
私はモバイルWi-Fiルータをメインで使っているので、基本的にデータ通信はオフにしています。spモードメールはWi-Fi環境でも受信できるのですが、バッテリの制限があるので、会社ではモバイルWi-Fiルータの電源は落としています。その状態でspモードメールが届いたとき「未受信メール有り」という通知が出て、LEDイルミネーションも光ってくれます。これがCommuniCaseでは通知はしてくれるのですが、LEDイルミネーションが光りません。
Gmailはリアルタイムに受信できなくても困らない、と書きましたが、spモードメールはリアルタイムに受信できないと困ります。LEDが光ってくれないと見落としてしまう可能性が高くなります。ただ、spモードアプリでもLEDは光ってくれますが、バイブは振動しないので結構見逃すことも多いんですけどね(汗)。
ということで、CommuniCase採用の一歩手間まで行きましたが、元の環境に戻してしまいました。「未受信メール」のLED表示が改善されるか、どうせバイブしないから、と割り切って通知をまめに確認するようにするならば、CommuniCase復活の目も大いにありますけどね。改善に期待しましょう。