原題:
84.”HOOKED ON A FEELING”
放映日:
1989/10/23
ダイジェスト
Willie, in an effort to curb ALF’s cotton addiction, holds a support group meeting in his living room.
あらすじ
時々地球人からすると考えもつかないようなもの食べる事のあるアルフですが、今は綿にハマっているようです。ところが、何も写っていないテレビを見て笑っていたりと、綿を食べ始めてからアルフの様子が変です。どうやらメルマック星人は綿を食べると気分が高揚するようです。ウィリーはアルフから綿を取り上げ、一日に食べる量を制限します。
しかし、我慢出来なくなったアルフは深夜に綿を盗み食いし、リビングで大声で歌ってみんなを起してしまいます。アルフはすっかり綿中毒になってしまったようです。リンの知り合いのお母さんがグループ治療で禁煙した話を聞いて、アルフにもグループ治療を受けさせようとしますが、宇宙人なのでそうもいきません。そこで、グループ治療をしているメンバーをタナー家に招いて、ウィリーがアルフに代わって参加し、そこから治療のヒントを見つける作戦を立てました。
メンバーに話をするために、アルフに綿を食べたく理由を聞くウィリーですが、アルフにもその理由が分かりません。でも話をしているうちに、今回の綿中毒の原因は、たった一人ぼっちになってしまったメルマック星人・アルフの孤独ゆえのストレスであることが分かりました。ウィリーと話すことによって少しストレスが解消したアルフは綿中毒から立ち直るのでした。タナー一家がリビングでダンスをする悪夢の後遺症は残りましたけどね。
雑感
メルマック星人の奇妙な風習、転じて、孤独な宇宙人アルフの悩みの回。中毒状態のアルフはなかなか荒々しかったです。最近そういうの多いですね。アルフの孤独さ取り上げた回は第3シーズンの最後の方にもあったような。でも、これはアルフ全編を通じてのテーマでもあります。表現はアレですがアルフが「自分の息子にアホな顔を見せることも出来ない」という台詞は非常に重いと思います。普段のアルフのハチャメチャ振りの背景にこの孤独があることを意識すると「アルフ」を今までとは違う視点で見ることが出来るかもしれません。
しかし、今回ウィリーを代役に立ててまでグループ治療に参加しますが、結局アルフとウィリー、二人の会話で解決してるので、あんまり意味が無かったような(汗)。ま、キッカケになったということで。
今回の名言
「俺は、俺は外に出たいんだよ、外で俺の仲間と会いたいんだ、寂しいんだウィリー、俺家に帰りたい」[アルフ](故郷を失ったメルマック星人の心の叫び)
「アホな顔なら私達家族に見せればいいさ……、今まで通り」[ウィリー](メルマック星人の家族を持てないアルフを慰める地球人の家族ウィリー)