今朝、いつものように職場の入ってるビルに着くと、玄関にいつもは居ないガードマンが。思えばこれが「異変」の兆しでした。
エレベーターで職場である十二階に着くと受付に報道陣と思しき一団が居ました。
「ここは船場吉兆やないで」と思ってたら、一人、こちらにやってきて私に話しかけます。
「日経新聞ですが、今回のような事態になって社員としてどのようなお気持ちですか?」
???私の頭の中には?が並びました。
「今回のような事態って何ですか?」「家宅捜索の件です」
家宅捜索?ああ、例の件ですか。ここまで発展しましたか。でも…
「改めて、今のお気持ちは?」「いえ。私は社員じゃありませんので」「そうなんですか?…」
そうなんです。私は協力会社のメンバーの一人に過ぎません。記者さんごめんなさい。
ということで、今日の職場は家宅捜索でバタバタ。ニュースでよく見かける、畳んだ状態の段ボール箱を大量に持ち込んで証拠品を押収するという光景が繰り広げられました。
外部との接触も極力遮断。十二階なのに全ての窓のブラインドを下ろし、電話もメールも一切禁止。かかってきた電話は全て放置です。昼食で外に出かける人は携帯電話を置いていかされていました。
社員の方々はピリピリしたムードでしたが、私は社員じゃないので割りと気楽。なかなか出来ない体験をさせていただきました。
ただ、外からの電話に応対できないので、リリース間近のシステムに関する電話が無かったかどうかだけが気になりました。
一回体験したのでもういいです。明日からは平和な職場に戻ることを祈ってます。