『宇都宮駅(夕景)』
みんぽすさんにお借りしていた、FUJIFILM X30は昨日返しました。1ヶ月間ありがとうございました。
結論を先に書くと、非常に良いカメラだとは思いましたが、私の使い方にはちょっと合わないカメラでした。
カメラ自体は「プレミアムコンパクト」の名に恥じない名機だと思います。クラシックカメラ風の筐体に、マニュアルズームリングによる操作性で「写真を撮ってる」と思わせてくれるカメラです。機能や性能も十二分に備えています。
『プラント』
私に合わない部分はまずは価格(汗)。これは置いておいて、やっぱり咄嗟に撮れないところでしょうか。レンズキャップを外して、ズームリングを回して電源を入れるスタイルは猫写にはちょっと辛かったです。じっくり撮るには非常に面白いインターフェースだと思います。
レンズキャップは外したままで、バッテリなんかは気にせず電源も入れっ放しで首から下げてるのが、このカメラの正しい使い方なんじゃないかな、と思いました。そうフィルムカメラのように。
『工場の青空』
前にも書いたかもしれませんが、このカメラに限らず、「高級コンパクト」はどういった層をターゲットにしてるんでしょうか。
私は毎日野良猫を撮る都合上、毎日デジカメを持ち歩いています。鞄からカメラを出すと驚かれますが、今やカメラ付き携帯電話を持っている人がほとんどなので私じゃなくてもみんなカメラを持ってますよね。特にスマートフォンのカメラはよく撮れるので侮れません。
先日のM嬢の結婚式や授業参観でもスマートフォンで撮ってる人がほとんどです。そういった人がちょっと本格的にカメラを使ってみたいな、と思った時に手を伸ばすのが高級コンパクトなのでしょうか。
いやいや、今ならレンズ交換式ミラーレスカメラもかなりコンパクトになっていますし、本格志向の人はそっちに流れるような気がします。
本格的にカメラを使ってみたいけど、レンズ交換式みたいな大層なのはちょっと、と思う人向けでしょうか。う～ん、ニッチだ。
『工場の青空2』
ただ、私の場合は、レンズ交換式のカメラの真髄は単焦点レンズにあると思っているので、高級コンパクトのズームカメラは十分「アリ」だとは思っています。
お値段はそれなりにしますが、クラシックな外観でカメラを撮る楽しみを味わえ、かつ、Wi-Fi等の最新技術にも対応している X30。スマートフォンで写真に興味を持って、本格的に写真を撮ってみたいと思った方にはまず選択肢に入れて欲しいカメラです。
今日の写真は先日の宇都宮出張の写真です。X30で撮った写真は、慰安旅行で撮ったものもあるので後日アップします。