Optio 750Z
ペンタックスのMX-1の事を書いた時に「私好みの画質」云々と書きましたが、実は私は、実写作例とか見てもカメラの画の良し悪しを判断できない人です(爆)。
そんな私が何を基準にカメラを選んでるかというと、スペックですね。私は「スペック厨」なのでw。そしてやっぱり価格。万年金欠なので。あとは価格コムなんかの評判でしょうか。メーカサイトに掲載されている実写サンプルはあまり見ません。だから買ってから自分の好みの画と違ったカメラというのも幾つかあります。
カメラトータルではなく、画質だけ見た場合に、歴代の私の買ったコンパクトデジカメの中で最強だと思うのは Optio 750Zです。これはイメージとか好みとかあって、万人の感想じゃないと思いますけど、私の中では Optio 750Z が揺るぎのない1位です。
そんなOptio 750Zを手放してしまったのは、レンズバリアの故障に悩まされたり、ISO感度の上限が400だったり、画質以外の部分が理由です。今でもオークションで買い直そうかと真面目に考える時があります。
ここで歴代コンパクトデジカメを少し振り返ってみましょう。
・LUMIX DMC-LX1 2005年10月 購入
所謂「高級コンパクト」というカテゴリで私が最初に手にしたカメラです。かなり気に入ってましたが、不幸な事故で壊してしまいました。
・FinePix F10 2006年2月 購入
2005年最強と呼ばれたコンデジ。このカメラ以降高感度が重視されるようになったので、エポックメイキング的なカメラ。よく写るカメラで、実力は折り紙つきでしたが、このメンバーの中だと少し地味かな?
・Optio 750Z 2006年7月 購入
マイ・フェバリット・コンパクトデジカメ。F10の故障とかじゃなく、ペンタックスのオンラインストアでのアウトレットセールで安く売ってたので購入。広角端が37mmスタートだったりISOの上限が400だったり、今見るとスペック的には弱い箇所もありますが、クラシカルな外観とデジタル一眼レフにも劣らない画質は無二のカメラ。
・Cyber-shot DSC-W170 2008年10月 購入
Optio750Zが不調になったので購入。値段の割に画質が良いとの評判だったので選びましたが、やっぱり値段なりだった、というのが正直な感想。でもハマるとすごい画を吐き出してくれました。
・RICOH GX200 2009年2月 購入
DSC-W170への不満が拭いきれなかったので購入。すごくキレの良い画が撮れます。広角端24mmは今でも圧倒的。青空を撮ると紫がかかりする傾向があったのが残念。モノクロ写真はPowerShot S95よりこっちが好みです。
・PowerShot S95 2011年6月 購入
GX200購入から2年以上経過し物欲が抑えきれなかったwのと、もう少しコンパクトなカメラが欲しかったので購入。購入早々落っことして修理送りになってしまったという不遇なカメラ。基本的にはよく写るのですが、キヤノンらしい優等生的な画質が物足りないというかなんというか。
こうして見ると、メーカーもカテゴリもバラバラですが、DSC-W170以外は評判の良かったカメラを型落ちになってから購入してるのが共通してます。やっぱり出来るだけ安く購入しようとしてるんでしょうね。
そして、どのカメラも標準以上の写真が撮れるカメラだということも共通しています。結局の所、私の場合、被写体の多くが猫であることから、写真の良し悪しは私の腕ではなく被写体に依るところが大きい、ということです。だから私は「スペック厨」になってしまうんですね。
スペックにしても、LX1より前は猫を撮る関係で高倍率ズームの機種に目が行ってましたが、最近は描写を重視するようになってます(だから最近のカメラはどれも望遠端が寂しい)。
最近のコンデジなら画質については一定の水準は満たしているでしょうから、カメラを選ぶ要素は画質や機能を越えた、プラスαの「何か」がより重要になってくるんだと思います。
長々書いて来ましたが、結論として何が言いたいかというと、MX-1が日本で発売されれば、多少画質が悪くても買ってしまうだろう、ということです。このカメラは、私にとっては十分な性能を備え、更に私にとってプラスαな「何か」与えてくれるカメラであることは間違いないですから。