iPhone 3Gの利用料は月額7280円~
ソフトバンクモバイルは、iPhone 3G向けの専用料金プランなど詳細を発表した。

ソフトバンクから iPhone の価格や料金プラン等の詳細情報が発表されました。本体価格は実質負担額が8GBモデルで23,000円、16GBモデルで34,000円と、私の予想をそれぞれ1,000円上回る結果でした。これはまあ評価出来る価格設定だと思います。

料金プランは(i)の付いた iPhone 専用プランが用意されました。従来プランと細かくどこが違うのかは解りません(汗)。ここでの注目はパケット定額フルの新設です。二段階定額はなくなったものの、PCサイトダイレクトの上限が一気に四千円弱引き下げられました。さらに iPhone 専用ではなく既存のXシリーズでも契約可能なのでヘビーユーザーの方には朗報でしょう。

ただ二段定額を無くしたことは iPhone に興味のあるライトユーサーにとってひっかかるネタになるかもしれません。今まで普通にパケットし放題を使っていて、PCサイトダイレクトなんて存在すら知らなかったユーザーにとっては値上げにしか見えないでしょう。しかも、iPhone はパケット定額フルが必須なので使い方に応じてプランを選択することもできません。

更に、通常のMMSが使えず、 iPhone 専用のメールアドレスが付与されるのも、通常のユーザーからすればマイナスポイントではないでしょうか。
iPhone 目当てにMNPしてくる人や最初から買い増し(複数回線所有)を考えてる人は気にならないでしょうけど、iPhone 持ちたいけど、回線を複数持つ余裕はない、かといってメールアドレスか変わるのはイヤ、と思っている既存のソフトバンクユーザーは諦めるしかないですよね。

技術的な問題もあるのでしょうが、どうも今回のソフトバンクの iPhone に関する発表はライトユーザーにあまり優しくない様に感じられます。

日本のケータイユーザーは使い方はヘビーでも気分的にはライトな人が大半でしょうから、その辺りの層には iPhone はあまり訴求力がないと思います。

ソフトバンクはそういう層は初めから相手にしてないのか、iPhone のブランド力なら多少難点があっても十分とりこめるにらんでいるのか。実際の売れ行きがどうなるか楽しみです。

さて、私自身は今日の発表の、

また、iPhone 3Gは専用USIMのみに対応し、機種変更(買い増し)の際には専用USIMへの交換が必要。専用USIMはiPhone 3G以外の端末で利用することはできない。

を見て iPhone の購入は完全に諦めました。従来のメールは使えないわ、SIMも専用になってしまうわで、購入するメリットとデメリットをはかりにかけて、デメリットの方が大きいと判断しました。

ソフトバンクも iPhone のブランド力に胡坐をかいてると思わぬ結果になるかもしれませんよ。
# いや、でも実際は売れるんだろうなぁ。