※草野仁氏はWWEの大ファンでHBKのファンで、「ヒトシ・ボッシュート・クサノ」という名もWWEファンの草野氏に敬意を表して付けられた愛称であるとの指摘を受けましたので、ここに記しておきます。以降の文章は自戒の念を込めて修正いたしませんので、これを読まれた方は誤解無きようお願いします。また既にこの文章を読まれた方で不快に思われた方には謹んでお詫び申し上げます。
土曜日に日本テレビ系列で「レッスル・コロシアム ザ芸能界!最強の格闘王者グランプリMAX」という番組が放映されました。芸能界最強と名高い(初耳ですが)草野仁をはじめ、芸能人がアマレストーナメントを行い、最強を決める番組らしいです。番宣CMを見た段階で「しょ~もない番組やるなぁ」と思っていたのですが、草野仁が来ているTシャツにどうも見覚えがありました。そして草野仁のエントランスビデオに”HBK”の文字が!そうです、あのTシャツはHBKのTシャツでした。
ここでHBKの説明をしましょう。HBKとは「ハート・ブレイク・キッド」の略でWWEの伝説のスーパースター、ショーン・マイケルズのことです。HBKは、当時WCWとの視聴率争いに苦戦していたWWFの巻き返しの立役者の一人です。あまり好きな場面ではないのですが、プロレスのリング上であのマイク・タイソンに殴られたのはHBKです。HBKはWWEで私の一番好なスーパースターなのですが、残念ながら私は彼の試合をまともに見たことがありません。私がWWFを見始めた頃、既にHBKは腰の故障でセミリタイア状態でした。その後、再起不能と言われていた彼が奇跡の復帰を遂げるのですが(この辺りWWEにも色々な事情があったようです)、残念ながら私が見られない方の番組に復帰しました。現地時間の三日、レッスルマニアでHBKは私が見られる方の番組のスーパースターと越境対決をしますが、それを機に番組を移らないかと密かに願ってます。
閑話休題。ということで、番宣でHBKの文字を見た私はこの番組をビデオに撮ることにしました。何故草野仁がHBKを名乗るのか?実は草野仁自信がHBKの大ファンで彼の奇跡の復帰に感動して還暦を超えた自分も戦う決意をしたとかそういう話が聞けるかもしれないと思ったからです。
で、ビデオを見てみましたが結果は最悪でした。入場テーマ曲までHBKの”Sexy Boy”を使い、ポーズも真似していました。しかし、サイドストーリーらしきものは一切無し。何の説明も無しに唐突にHBKと紹介されます。そして、HBKの略。これが本当に最悪。
H = ヒトシ
B = ボッシュート
K = クサノ
ふざけるのもいい加減にしろ、って感じです。
“HBK”という言葉を使い、入場テーマ曲を使うくらいですから番組スタッフはHBKのことを知っているのでしょう。しかし、如何に日本公演が大盛況とはいえ、一般視聴者で”HBK”という言葉を知っている人はそう多くないでしょう。そもそも実況のアナウンサー、そして草野仁はちゃんとHBKの元ネタを知っていたのでしょうか?そんな中途半端なパロディのためにHBKの名前が使われたのに憤りを感じました。これは邪推ですが、番組スタッフがHBKのファンで、どうしても”HBK”の名前を使いたかったから無理矢理あの変な略にこじつけたのではないでしょうか。もちろん、説明が無かっただけで草野仁自身がHBKのファンだった可能性もあります。
番組自体も最初に感じた予感通り「しょ~もない」ものでした。お願いですからシリーズ化しないでもらいたいです。