ここ最近「広角の撮れるデジカメが欲しい」と書いてましたが、ついに手に入れました。
ただし、入手したのは「広角の撮れるカメラ」でデジタルではなくフィルムカメラです。
巷で名機の誉れ高いリコーの GR1(初代)を中古で買いました。
今回の臨時収入に伴う物欲は迷走の果て、Caplio GX に落ち着くかと思われましたが、
大逆転で GR1 購入となりました。
GR1 を選んだのは、既に絶版だから、世間での評価が高いから、といったミーハー的な
理由が強いです。あとは、カメラにしっかりとした性能があるのなら、あとは単純に自分
の腕とセンスが画となって現れるだろう、と思いました。
届いたときの第一印象はそのコンパクトさでした。そりゃ、コンパクトカメラなのですから
小さいのは分かっていましたが、Web で見る写真から受ける印象よりも実物は更に
小さく感じました。
マグネシウムダイカストのボディの手触りも良い感じ。どこかのサイトで GR1 を評して
「自動小銃のような趣がある」と書いてあったのを見たことがありましたが、当にそんな
感じです。「物」としての GR1 は非常に気に入りました。
いくら「物」として気に入っても、それでは所有欲を満たすだけです。私は飽く迄もカメラ
として GR1 を買ったのです。
今までデジタルカメラ一辺倒だった私がフィルムカメラに手を出すのは無謀かもしれません。
手元には父からもらった古い EOS があるので、GR1 など買わずにまずそちらを使うべき
だったかもしれません。GR1 は 28mm の単焦点なので、私のメインである猫写に向いて
いるとはいえません。でもなまじズームがあるより単焦点の方が単純に撮れて良いかもしれ
ません。
ともあれ、フィルムカメラは初めてです。フィルムを装填するのもおぼつかない状態です。
デジカメなら失敗を気にせずとにかく撮る、ということができました。撮った画もモニター
ですぐに確認できます。そもそもフィルムカメラは(あたりまえですが)フィルムを買って、
撮り終わったら現像しないといけません。ランニングコストもかかります。
今までデジカメを使っていた私が敢えてフィルムカメラに手を出すメリットは何もない
ような気もします。それでも、一度撮ってみたかったのです。
私の最初のデジカメはリコーの RDC-7 でした。そして今、最初のフィルムカメラとして
同じリコーの GR1 を手にしています。これも何かの縁かもしれません。とりあえず、
GR1 を使いこなせるように勉強して、そして撮ってみようと思います。