SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2005年08月19日

  ■Dの複合(松本清張)

ここ数日某日記さんが「Dの複合」をかなり強烈に勧めているので読んでみた。
恥ずかしながらワタクシ、松本清張初めて読みました(笑)
社会派で避けていた部分と書かれた時代で避けていた部分が大きいですかね?

考えてみたら私は日本の推理小説ファンというより新本格以降の小説ファンなんでしょうね。
新本格以前に読んでいたのは海外物のクリスティとクィーンだし、日本の作家で読んだ記憶があるのは
仁木悦子(この人の作品は多分全作読破してるはず、今手元に一冊もないがw)
佐野洋、和久峻三、西村京太郎、山崎洋子 辺り、
あとは赤川次郎とか鮎川哲也、辻真先なんかを数作ずつくらい。
その後、吉村達也、島田荘司~新本格って感じだったんじゃないかと思う。
中学生くらいのときって海外ミステリと筒井康隆とか星新一とかのSF作品が多かったような…。
# 記憶力がバカなので定かではないw

閑話休題

軽く感想。
まず、Amazonのレビュー読んでなかったら先に解説読んじゃうトコでしたよ。
あの解説はまずいんじゃないの?タイトルの謎ネタバレだし。なんで解説であんなこと書くかなぁ。

内容は人間関係の繋がりが強引だなぁ…と思いました(笑)
あとは調査段階でのスムーズさ(?)が気になりましたね。
書かれた時代のせいなのかもしれないけど、関係者ベラベラ喋りすぎ(苦笑)

文体は読みやすかったですね。一日で読めました。(徹夜したら一晩で読めると思う)
でも私が古代史とか民俗学に疎いのでその辺りのくだりになると睡魔との戦い(笑)
そういう部分も好きな人は楽しく読めるんじゃないですかね?
地名が個人的に馴染みのあるところが多くてそこは楽しめました。
笑ったのは、この作品昭和43年つまり37年前の作品なんですが
作中に30年前の出版物が出てきて「おそろしく古い」と書かれていたこと(くだらねぇー・笑)

時代背景をもっとスムーズに思い浮かべて読めるとすんなり楽しめたかなぁ?と思います。
私は時代物は苦手なのでそういう背景の想像力が不足してるんですね ^^;


コメント

あら。松本清張初だったなんて、意外。
アタシはわりとむかーーーーーーーーーしからある推理小説ばっかり読んでる気がするなぁ。
松本清張・和久峻三・西村京太郎・西村ナントカw・赤川次郎もあるし。
あと横溝正史ははずせない(笑)
門田泰明とかも好きかな。

小説は重い方が好きなのだー。
小学生の頃は、江戸川乱歩にはまってました(爆)

Posted by: みょん : 2005年08月20日 09:43

はやっ!
いつの間にか入手&読み終えていたとは(笑)
私は松本清張ばっか読んでるので、これすっごいお気に入りなのですよー。
珍しく、明るい雰囲気あるし。(編集者と作家のやりとりが)
あんまり売れない作家が、読者からの反響貰ってちょっと舞い上がっちゃった
ところとか、すごい共感してみたり(笑)

確かに強引な点もあるんですけどねー。
私は数字狂の女性が出てきた辺りからすごい引き込まれたですよ。

しっかし、作品が37年前だもんなあ。もうこれ自体「恐ろしく古い」ですね(笑)
その中に出てくる「30年前の文献」なんてもう古典だよなぁ。
そういえば、そんな古い作品にも関わらず、書かれた当時の時代背景を
特別に意識することなく、読みつつ入り込んじゃっていたのは、
10年くらい前にテレビドラマで一度見ているせいかしら。
何となく当時無理のない「いまどき」になっていたように思うので、
脳内で勝手に変換されてるかも。
(ドラマのお陰で、野村宏伸萌えの時期も一瞬ありましたが(笑))

Posted by: まいこ : 2005年08月20日 11:48

▼みょんちゃん
うひっ。意外ですか?
みょんちゃんと逆で重々しいのは苦手ですねー。
横溝正史も読んだことないです ^^;
西村ナントカはもしかして寿光?w
和久俊三は赤かぶさんも結構読んだけど
弁護士物が好きでした。猪狩文助だっけ?

江戸川乱歩もちゃんとしたのは読んでないと思う。
小学生の時って図書室にある本ばかり読んでたから
少年少女向けのなら読んでるかも(苦笑)

▼まいこ嬢
ふふふ、アレだけ書かれたら読むでしょう(笑)
私が抱いてたイメージと違って結構明るいじゃん、
と思ってたら「珍しく」なんですね?(笑)

ドラマで観てたんですかー?
野村宏伸?誰の役だったんですか?
そういうイメージがあるだけで随分印象が違うような気がするー。
私の中ではしょぼいおじさんとアヤシイ童顔なんだもーん(笑)
ビジュアル的に美味しさがなかったですよ。ちくしょう!
もっと美形を想像して読めばよかった!(爆)

Posted by: SHINO : 2005年08月20日 21:56

ああ、私はビジュアルイメージがあったせいで得したのかも(笑)
テレビドラマは平成5年の放送だったようで、もうそんな前か!と驚愕ですが、
編集者の浜中が野村宏伸で、作家の伊瀬が津川雅彦…だったか長門裕之だったか…
あの兄弟のどっちかでした。どっちでもいいや(いいのか)

前半とりすましてた野村宏伸が後半で化けてきたら
若い頃の私はたちまち萌えちまいましたYO!(笑)
今もういちど見たいかも。

Posted by: まいこ : 2005年08月20日 22:33

ほぅ。もう12年も前のドラマなんですね。
しかし、野村宏伸と津川雅彦って…全然イメージが違うよぉ!ヽ(`Д´)ノ
うぎゃぁ!私は損してますねっ(笑)

野村宏伸の変貌、私も見てみたいですw

Posted by: SHINO : 2005年08月21日 00:50