私は音痴だ。
所謂「歌う時に音程がずれる」のは勿論の事、
聴いているだけでもキチンと聴き取る能力がない。
音に関する全ての能力が著しく低い。
だから音楽がよく解らない。
ずっと以前「間奏はCMみたいな感覚」と言って音楽好きな友人に怒られた事がある(笑)
「楽器の音を聴け!」と言われた。多分彼には理解出来ないだろうが、私には出来ない。
きっとある特定の能力を普通に使っている人にとっては、
その能力が欠如している状態を想像する事すら困難なのだと思う。
音に関する基本能力が著しく低いので、興味も当然低い。結果的に知識も低い。
先日「蛍の光って日本の曲やとばっかり思ってたわ」と言ってmasatsu氏を驚愕させた(爆)
今日、masatsu氏が音楽番組を観ていたので前々からの疑問をふと口に出してみた。
音楽のジャンル分けって何か定義(楽譜の書式等)があるのか?
そもそも私はジャンル自体がよく解ってないわけだが、
クラッシックとジャズとオペラとロックとヒップホップは同列にしていいのか?
masatsu氏は「ヒップホップは違う」と言った。私はよく解らない。フォークはどうなの?
R&Bってどういうのを言うの?ヒップホップって何?ニューミュージックって単語はどこに消えたの?
色々と質問してたら元々多分音楽に関してそう明るい方ではないだろうmasatsu氏は自棄になったらしい(笑)
「日本の歌謡曲はJ-POPと演歌とコミックソング!それだけしかない!」と言い切った。
…そうなの?
んで唱歌とか童謡は?
クラッシックとかジャズとかロックと並べようとしたらどう分類されるの?
そういうのの解り易い図式とか定義とかってどこかに存在してますか?
masatsu氏に訊いてますます混乱した私…。
…音楽のジャンル分けって一般常識の部類だよねぇ?
この発端は多分私のサイトの記事ですね。
音楽のジャンルわけっていうのは、実に難しい問題であるんですよ。iTunesに所有のCDを取り込み終えたときの記事にも書きましたが、「あくまでカテゴライズは恣意的なものに過ぎませんから」、分類する人が、これはポップス、いやロックだ、みたいに好きに分類して構わない(というか、そうするより仕方がない)ものだと思っています。
もちろん、ジャンルには厳然とした区分もあるから、あんまり無茶なのは無理です。マンガFCとアニメFCが一部重なり合いながらも区分されるように、ロックはR&Bと一部重なりながら区分されます。創作一般がジャンプ系FCと厳然と区分されるように、クラシックとヒップホップのように厳然と区分されるものもあります。
音楽のジャンルわけの定義といえるものはないんですが、それはスタイル(様式)がお互いに影響されたりで重なったりするからなんですが、けれどやっぱり目安というのはあるんですよ。ピンクハウス系とロリータ系が別スタイルに分かれるようにです。けれど実際には相乗りするような部分もあって、その重なり合う部分を明確に線引きするのは、人それぞれによって違ってくるでしょう。
それぞれのジャンルはさらに細分化されるんですが、そうなるともうそのジャンルによほど詳しくないと違いがわかりません。ピンクハウス系と一言で言っても、なかにはインゲボルグやらカールヘルムやらがあるわけです。ロリータもロリータ、ゴシックロリータ、ロリータパンク、どこに区別の基準があるのか私にはわかりません。
けれど、最近はやりのむかしきものをロリータが取り入れたりしていますが、こういうジャンルの混交(フュージョン、ですね)は往々に起こって、そして最終的な表現スタイルによって区分されたりします。ロリータにおける着物は、やはりもうむかしきものジャンルでは語れません。
> んで唱歌とか童謡は?
> クラッシックとかジャズとかロックと並べようとしたらどう分類されるの?
唱歌とか童謡というのは、それがもうひとつのジャンルだと思いますよ。
それと、日本の歌謡曲にはフォークという偉大なジャンルがあることを忘れてもらっては困ります。フォークはポップでも演歌でもコミックでもないもの。いや、フォークが歌謡曲でなければそれでいいわけか。
とまあ、こんな風にジャンルわけというのは困難だというわけです。
ますます解らなくなりました _| ̄|○
目の前の魔法の箱で調べても全然解りません。
一つ解ったのはオペラを音楽のジャンル分けの中に混ぜてるのは間違いだという事。
そもそも私は大まかな状態なのか細分化されてる状態なのかも解らないわけですよ。
大まかにクラッシックとポピュラーに分けられて、ロックもジャズもポピュラーの一部、は正解?
ポピュラーを細分化してロックもジャズもフォークもレゲエも唱歌も同列?
んじゃパンクは?
私はパンクもハードロックもヴィジュアル系もヘヴィメタルも
ロックを細分化したモノではないかと思うんですが調べてみたら
ロックとパンクは別に分類されてたりするんでやっぱりよく解りません。
> ロックはR&Bと一部重なりながら区分されます。
ということはR&Bというのは一つの確立されたジャンルだということなんでしょうが
私はR&Bがどういうモノを差すのかが解らないのでサッパリ???です。
masatsu氏に訊いたら「小柳ゆきが歌うみたいな歌」
Naoki氏に訊いたら「ケミストリーが歌ってるみたいなヤツ?」
…サッパリです。
ブルースとは別なんですね?
ソウルも別なんですね?
でみんな同列なんですよね?
日本の歌に限ってmasatsu氏(Naoki氏も同意見らしい)が言うのは
日本の歌謡曲は日本人好みにアレンジしてあるから全部○○風J-POPだというんです。
ロック風J-POP、ヒップホップ風J-POP。
勿論フォークもJ-POP。
松浦亜弥もB'zもさだまさしも同列。
どうやらperce-neigeさんとは意見が違うようです(笑)
ずーっと「全然わからんわ!どないやねん!」と悩んでたら
masatsu氏に「あんまり深入りしないように。戻って来られなくなりますよ」と呆れられました。
“音楽はジャンル分けできない”
と考えるのが無難だと思います。
二択ではジャンル分けできるかもしれませんが、
細かく分類しようとすると必ず被ってきます。
それは“音(コード)”で分けてたり、“リズム”で分けてたり
“歴史”で分けてたり、“思想”で分けてたり、“技法”で分けてたりするからです。
ブルースなんかは元々は大衆の即興音楽だったのが、同系統の音(ブルースコード)で分けられたり
歌詞のフレーズで分けられたり、あるいは“黒人音楽”の意味合いで分けられたり、
分類する人にとって様々です。
日本の歌がJ-POPという考え方は正解でしょう。
“J-POP”というのが音楽のジャンルなのかどうかは別問題ですが、
“日本で一般的”=“J-POP”ですから。
他の国の文化を融合するのが、日本文化の特徴の一つですから、
J-POPというのはものすごく的確な表現なのかもしれません。
> “音楽はジャンル分けできない”
> と考えるのが無難だと思います。
この考え方が健全でいいと思いますよ。ジャンルわけをするというのは、人間が自分にとってわかりやすいように仕分けるだけの話ですから、結局は音楽にジャンルがあるんじゃなくて、人間がジャンルを決めて音楽を分別するだけなんですよ。
SHINOさんは、ジャンルわけというものを難しく考えすぎているのだと思います。ジャンルわけっていうのは、もっといい加減なもんです。
ジャンルわけを深く考えると、宗教論争みたいになりますから、あんまり深入りせんほうがいいです。宗教論争も、どこからが異端かどうかを喧々諤々して、けれど傍から見たらどっちも対して違いません。
ジャンルってのは、そんなもんだと思います。
> どうやらperce-neigeさんとは意見が違うようです(笑)
いや、多分そうでもないと思いますよ。
どのジャンルにおいても、歌謡曲化しているものと、それを拒んでいるものというのがあるはずでして、歌謡曲化していないものはその方面のコアなファンでないかぎり耳にすることがないんですよ。
だからフォークもロックも、歌謡曲化した(J-Pop)ものと、そうではないものがあるといっていいと思います。
日本にも当然フォークやロックやブルースをやってる人はいて、それらはやっぱりJ-POPや歌謡曲には含まれないものだと思います。それらを本物だとかいうつもりはなくて、単なるスタンスの違いがあるだけの違いです。
というわけで、私は、四畳半フォークの流れを汲む音楽はフォークとは実は考えとらんです。あら歌謡曲やと思います(けど、J-Popとも思えないなあ。だってポップじゃないもの)。
音楽はジャンル分け出来ない。
日本の歌謡曲。所謂流行歌は全部J-POP。了解(笑)
perce-neigeさんが四畳半フォークはフォークではなく歌謡曲だと言うなら何となく納得。
なんかね。
みんなわりとフツーに「ロックが好き」とか「R&Bが好きだから○○(歌手名)が好き」とかって話をしてて、
でも私は自分が普段聴いてる曲がどういう系統の曲か、好きな曲はどんな系統なのか、訊かれても答えられないので
音楽にはキチンとしたジャンル分けがあって、それは常識の範疇、自分で判らない私は常識がない。
そう思ってたので「日本の歌謡曲はJ-POP」で正解なら別に私は非常識ってわけでもないじゃん、という気分になりました(笑)