チョーモンイン(=超能力者問題対策委員会)シリーズの5冊目で2冊目の短篇集。「 転・送・密・室」。
短篇集なので一話毎の事件は解決してますが、シリーズ全体の伏線があちこちに張られていて結末が気になります。
既に未文庫で短篇集が2冊刊行されているので何冊で完結するのかは判りませんが ^^;
超能力者というアンフェアな存在を肯定しつつ、論理的に事件を解決する西澤氏らしいシリーズ。
早く結末が読みたいけれど、出来るなら長く読み続けたいと思える作品。
キャラも魅力的だし、文体も軽くて読みやすい。今、私の中で一番旬な作家。