SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2005年02月19日

  ■早春の少年(栗本薫)

伊集院大介の誕生とサブタイトルのついた「早春の少年
伊集院大介14歳、初めて殺人事件に関わったときのお話です。

特出した14歳の伊集院大介を、田舎の素朴な、素朴すぎる14歳の少年が語る事で
伊集院大介の天才ぶりを余すところなく表現した1冊でした。

ハッキリ言って、伊集院シリーズファンじゃない人が読んでもつまらないと思います。
14歳という微妙な年齢の、大人や世間に対する感情、
もう子供扱いされたくないのに大人とは認めてもらえない焦燥感、
そういうモノは確かに巧く描写されていますが、何せ伊集院大介です。
彼は秀才ではなく天才なので、一般的ではありません。
事件の推理に関しても、彼は超人的な思考力を持っているのでついてゆけません(笑)


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