「みんなのふこう〜葉崎は今夜も眠れない」
架空の街、葉崎シリーズ。
シリーズとは言っても、葉崎が舞台になっているというだけで、
たまーに脇役が被ることがあるくらいの繋がりなのでノンシリーズと大差はない。
FMラジオの「みんなの不幸」コーナーに投書された
底抜けに天然ドジで超絶不幸なこころちゃん。
彼女の周りで起こる不自然なほどの不幸な事故の数々。
最初はラジオの投書とその後に続くニュース。
途中から視点が変わって、ラジオスタッフの日記。
そして病院の貸本コーナーボランティアの日誌。
作家のエッセイ。ラジオのパーソナリティのメール、と
次々媒体を移しながらもこころちゃんの消息を追う形で
背後の事件が解明されていくという内容。
登場人物の台詞や文章がリアルで笑えます。
特に人間のいやらしさの描写が素晴らしい作家さんなので、
ま、決して、清廉潔白とは言えない私は何というか、自分のいやらしさを
見せつけられている感もあったりして、軽く反省とかもしてみたり。
「みんなの不幸」ってありがちな話ではありますが
王道なんでしょうね。
なんかみんな不幸自慢好きだしね。
他人の不幸な話聞いて、安心するのも好きだしね。
貧乏自慢に通ずるところもありますね。
本来、自慢する話じゃないのにね(笑)
ま、私は貧乏はそこそこエピソードあるかと思いますが、
実は、多分、今まで本気でお金に困ったことはないので
本当に貧乏とは言えないんじゃないかと思います。
お金に困ったことがないというのは、
毎日ちゃんと御飯が食べられてるという意味でですが(笑)
そして、不幸の方ですが、こちらも、多分私は不幸になったことがないので
よく解りません。幸不幸なんて主観の問題だと思うので、もしかしたら
他人様には「不幸な人」と思われてるかもしれませんが(笑)
愚痴は言うけどね。
本気で不幸とも貧乏とも思ったことがないってきっとシアワセなんだと思うよ。うん。
あー、思春期の頃は別ね。無駄に自分を不幸だと思ってた気もするから(笑) ←中二病?w
もうあんまり思い出したくないし、あんまり覚えてないけどね。みんなそんなもんでしょ?
この本の主人公(?)のこころちゃんも主観的には不幸ではないのですよ。
だから、暗い内容なのに全然湿っぽくならないんですね。
不幸な少女の話ですが、湿っぽくないんです。素敵。