SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2012年08月14日

  ■絶望ノート(歌野晶午)

絶望ノート
虐め被害に遭っている中学生がその苦しみを絶望ノートと名付けた日記に綴る。
そのノートに綴られた加害者の一人が大怪我をする、その後虐めの中心人物が死に至る。
一見デスノートな内容ですが、当然そんなわけはなく、
ラストで伏線の数々が回収され、どんでん返しが繰り返される様は見事。
ただ読後感は良くない。身勝手で独り善がりな人間像の浮き彫り。

解説で『歌野晶午と言えば「葉桜の季節に君を想うということ
日本ミステリー史上に残る神話的な作品』とあったのですが、
ワタシ的にはやはり歌野晶午と言えばデビュー作の「長い家の殺人」だし、
同様のトリックで衝撃のラストといえば、我孫子武丸の「殺戮にいたる病」の方が上でした。
# ただ「殺戮」はエログロすぎてあまり人にはお勧めできない…。
「葉桜」も確かに凄いけど、それのせいで同作者の他の作品が霞んで見えるほど凄いとは
思えないんですけど…。自分の認識と世間の評価の違いは大きい。
つまり、私の感想はいつも的外れかもしれん(笑)


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