SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2012年08月08日

  ■追想五断章(米澤穂信)

追想五断章
故人がかつて書き、失われた5つのリドルストーリーを探す話。

5つのショートショートは作中作として書かれるし、
御丁寧にリドルストーリーのはずなのに、結末がある。
解り易いので作中作に対するストレスがなくていい。
本編の真相は序盤で判るのにリドルストーリーの意味が
終盤まで判らずに読み進んでしまった。
結末の一文に違和感あったのに。迂闊。

最後の短編の結末は永遠に凍り付いた真実だけれど、
愛がなければ憎もない。

引用:『転生を妨げてはならないということは、
死者がこの世に再び生まれることは望まれているということだと、私には思われます。
一方で、この世は濁世であり、そこから離れることは悪いことではないと思われているようです。
お教え願いたい。かの地では、生は良いことなのですか、悪いことなのですか』

『それは矛盾ではありません。どちらでもあるのです』


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