「追想五断章」
故人がかつて書き、失われた5つのリドルストーリーを探す話。
5つのショートショートは作中作として書かれるし、
御丁寧にリドルストーリーのはずなのに、結末がある。
解り易いので作中作に対するストレスがなくていい。
本編の真相は序盤で判るのにリドルストーリーの意味が
終盤まで判らずに読み進んでしまった。
結末の一文に違和感あったのに。迂闊。
最後の短編の結末は永遠に凍り付いた真実だけれど、
愛がなければ憎もない。
引用:『転生を妨げてはならないということは、
死者がこの世に再び生まれることは望まれているということだと、私には思われます。
一方で、この世は濁世であり、そこから離れることは悪いことではないと思われているようです。
お教え願いたい。かの地では、生は良いことなのですか、悪いことなのですか』
『それは矛盾ではありません。どちらでもあるのです』