「あの頃の誰か」 過去タイミングを逸してお蔵入りになっていた短編全8篇。 「秘密」の原型になった作品が収録されているので 「秘密」未読で今後読む予定のある人は避けた方が良い。 20年くらい前の作品が多いので作者も書いているけれど時代小説という感じ(笑) バブルの頃は本当に異常だったんだなぁ…と改めて思う。 ブラックユーモアあり、シリアスありなので色んな東野圭吾が楽しめるけど やはりこの人は長編の方がいいと思う。 短編だとどうしても書き込み不足で軽い印象。