SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2010年04月02日

  ■ニッポン硬貨の謎(北村薫)

ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件
私の積ん読北村薫最後の本(笑)

エラリー・クイーンの未発表原稿を北村薫が翻訳したという設定のパスティーシュ作品。
北村薫のEQ論。EQファンが読めばかなり興味深い内容ではないかと思います。
私はEQは「Xの悲劇」以下、ドルリー・レーン四部作しか読んでないので殆ど知識がないも同然。
それでもEQの読者への挑戦状は有名すぎるエピソードなので、それなりに想像して読みましたが、
やはり聞きかじり程度の知識なので詳しい人に比べたら楽しさ半減なんでしょうね。

文体は翻訳作品の体裁をとっているので妙な日本像が混入。
註釈でツッコミなワケですが、その註釈自体が小説の一部だという事を実感させる書き方が
敢えてな辺り。計算され尽くした文章であるのがEQファンならずとも感じられます。
EQファンで、北村ファンで、更に若竹ファンにとっての極上作品。
# 私は海外ミステリは小中学生レベル(クリスティ辺りw)で止まっているので残念ですが
# この三者全てのファンというのは案外多い気がする。

んで、純粋に単なるミステリとして読めばどうかという気が… (^^;
動機がなー。わざとなんだろうけど、海外古典の納得出来なさ踏襲?
うーん。これも面白いと感じられるかどうかはやはり海外物の熟練度に依る気がする。


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