SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2010年03月30日

  ■街の灯(北村薫)

街の灯
ベッキーさんシリーズ1冊目。3篇収録の短編集。
昭和7年が舞台で主人公は豪邸に住むお嬢様とそのお抱え運転手のベッキーさん。

各話の謎解きもきちんとミステリではあるけれど、それよりもやはり
昭和初期の風俗描写に重きを置いた作品ではないかと思う。
戦前の話は充分時代物だと私は思うので、時代物苦手な私には辛い作品(笑)

横縞の走ったモノクロ映画を観て、その時代に想いを馳せ、
時代背景を考慮して登場人物の気持ちを汲み、作品を堪能できる人もいれば、
私のように「ダメ、古くさくて理解出来ん」と投げ出してしまう人間もいる。
前者の知識と感受性が己にないことを多少寂しく思いつつ、それでもこれが私なのだろう。
睡魔と戦いつつ読了。
作品世界の空気に馴染めず、上っ面だけを撫でているような居心地の悪さの中、
それでもベッキーさんの素性と二人のその後が気になるので続編も頑張って読みます。
頑張って本を読むって何か間違ってる?


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