「赤い指」
加賀刑事物。
"赤い指"自体はイマイチ説得力に欠けるというか
3日も4日も赤い指のままいますか?(苦笑)という気がするんですが…。
そのあたりは措いといて。
推理モノというより社会派小説。
家族とは何ぞや?ですね。
とにかく主人公が酷い。虫唾が走るくらい嫌な男。
具体的には嫁姑の諍いだが、この主人公は母と妻の間に入ろうとせず、
逃げて流されて、どちらに対しても一片の誠意を見せず。
育児に関しても同様。目を塞いで耳を塞いで、不便を妻のせいにして、女に逃げる醜悪さ。
悪意がないのが一番性質が悪いという見本みたいな人間。
気持ち悪くて近寄りたくもないタイプなので、事件に巻き込まれても全く同情できないし
自業自得だと思う。、主人公の妻も勘弁してほしいくらい気持ち悪いので
この夫婦の子供ならこう育って当たり前だという子供が出てきて納得。
こんな一見平凡なキモチワルイ家族が主人公家族。
#男性が読めば悪妻を娶った気の毒な男が主人公としか受け取らないのかもしれん。
#実際そういうレビューを目にしてビックリした…。
事件に巻き込まれた主人公の選択がまたサイアク。
最後の最後までただ流されるのみ。
誰かに手を引いてもらわなければ一歩も動けず。
哀れなのは主人公の母。
きっとこんな人間に育ててしまった自分が情けないのではないかと。
そして犯人の母は決してそんな風には考えず、
ただただ夫を呪って生き続けるのであろう。
キモチワルイキモチワルイと書き続けたが
実はどこにでもいるのかもしれない。
せめて自分はキモチワルイ人間にならないように頑張りたい。
普段は漫画オンリーで活字を読まない私ですが、祖父の介護の合間に何か無いかと買ったのがコレでした。
SHINOの感じた通り、気持ち悪いというより気色悪い。
旦那さん、まったく自覚無しで被害者面という構図が無茶苦茶気色悪いんです。
思わずこれを夫に読ませました(笑)
一番に『読んで欲しい』と思ったからです。
しかし、読み手によっては『悪妻を娶った気の毒な男』となるとは!驚きです。
別に何かを期待して勧めたつもりはないけれど、同じような意見だったら立ち直れないー(^▽^;)
そうそう、気色悪い。
この家族はみんな気色悪いね。
主人公の母も哀れだけど、やっぱり気色悪いもん。
逃げ気質は親譲りか(苦笑)
でも健康じゃなくなった老人に対しては仕方ないかなという気持ちもあるので
やっぱりこの主人公が諸悪の根源ではないかと思ってしまう。
あー、残念ながら、Amazonではレビューを書いている人の性別は判りませんが
主人公に同情的な意見は少なくないです。
もう何と言うか、人の価値観は様々だということですね。
同じ文章を読んでいるのに感じることは全然別。
筆者の意思は関係ないですね。あくまでも受け手の感性。
masatsu氏は私の感想を読んで耳が痛かったそうですが(笑)
#「新Petshop of horrors」7巻が先日発売でしたよw
Posted by: SHINO : 2009年11月16日 12:35そかー。じゃ、読まないにしようっとw
最近、「折原一」って人を読んでいるんですが。
なんだか、書き方が特殊なのかなぁ。
しっくり来ないんですぅ。
新しいミステリー作家を開拓したいんだけど、誰かおススメいますかね?
本格的な推理とかが希望。
最新刊情報ありがとう。
こちらにも入荷してたら良いな。
みょんさんへ
気色悪いんだけど、一気に読んでしまいました(^^)
ああでも、みょんさんも悶々とくるタイプかも知れない。
だってなんか、私達似てそうだもの(笑)
▼みょんちゃん
そうそう、気色悪いのは登場人物で作品自体じゃないから(笑)
折原一は叙述トリック一辺倒ですよね。
叙述トリック大好きな私は一時期濫読してましたが
だんだんどの話も同じように思えてきて最近は読んでません (^^;
登場人物は変な人が多いですね。
しっくりこない特殊な書き方というのが叙述トリックの事なら私とは趣味が違うかも。
東野圭吾はハズレの少ない作家だと思いますが…ダメなの?
私が一番好きなのは西澤保彦ですがみょんちゃんは好みじゃなさそう。
本格なんだけどSF設定のある亜種だからねぇ。
ココは王道の島田荘司、綾辻行人、森博嗣 辺りどうですか?
▼royさん
旦那様が読み終わったら是非感想を聞いて教えて下さいw