「猪苗代マジック」水乃サトルシリーズ。何作目かは忘れた。
あとがきによると社会人篇三冊目。他に社会人編の短篇集が一冊。学生篇が三冊。
文庫化された物は全部読んでると思うけど…と思って今調べてみたら学生篇が一冊未購入でした。
2年も前に出てるヤツ。購入チェック漏れ。
二階堂黎人も蘭子シリーズは買わなくなってしまったので水乃サトルシリーズも悩むところかな。
私はコレクターの血が騒ぐせいなのかどうか、シリーズ物が全て手元にない状態がイヤで、
例えば全5巻物を3冊だけ持ち続けるくらいなら喩えつまらなくても残り2冊買ってしまうか
それとも手元にある3冊は処分してしまうかしないと落ち着かないのだけれど
そしてそれは本を読む人全てに当てはまると思っていたのだけれど…どうやら違うらしいw
masatsu氏は例えば全20巻のマンガのうち5巻から14巻までが面白いからソコだけ所有、というのが可能。
私はこういう買い方は気持ち悪くて絶対出来ないんだけど、masatsu氏は平気。ホント謎。
今は100冊(多分丁度100冊)ある吉村達也が実は気になっている。
頻繁にリメイク文庫版が出版される上に新作も半端なく出るので把握しきれなくなって
購入放棄してしまった吉村達也。今も続いているシリーズがあるはず。
100冊処分しようしようと思いつつ、初期作品にはそれなりに思い入れがあって出来ず。悔しい。
閑話休題。
という風に、継続購入を考える程度の内容だった猪苗代。
水乃サトルシリーズは最初に読んだときは面白いと思ったんだけど
今回はサトルの図々しさとか尊大さとかそういうのがちょっとイラッときた。
最近「質が落ちたなぁ」と思う作品が多いのは
もしかしたら作家の質が落ちているのではなく、
読み手としての私の感性の質が落ちているせいかもしれない。
最後の一行がインパクトのあるミステリらしい作品なんだけど
インパクトがあるだけで重要ではないというかなんというか…
玄関入ってクラッカー鳴らされてサプライズパーティにビックリしたけど
誕生日は昨日だったよ?みたいな(笑)
やはり私の感性が鈍くなってるんだろうなぁ。
素直に愉しめる作品が減ってしまってサミシイ。