SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2007年09月19日

  ■方舟は冬の国へ(西澤保彦)

方舟は冬の国へ
各章毎にちょっとした謎解きはあるものの全体的にはミステリではなくファンタジー。
ミステリじゃねぇよ、と思いつつも直近に読んだ西澤作品の「笑う怪獣ミステリ劇場」よりは断然ヨカッタですw
# 笑う怪獣がワタシ的に酷すぎたワケだが。

あまり深く考えずオトナの恋愛と過程の会話を楽しむ。
安易な感情のように見えるけど、恋愛ってこんなモンだ。
始まりが安易でもそこからどんな風に深めていくかが重要なんだと思う。
深まらないまま終わる事も多々あるわけだが(笑)

宗教色部分は私にはよく解りません。
でも時間と空間に囚われる事がなくなれば生きていくのは辛いだけだと思う。
『人間は満足するという能力が絶望的に欠落した動物なのです』
満足したら生きていても仕方ないもんね。


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