「さよなら妖精」
ユーゴスラビア紛争を背景に描かれたミステリー、という名の青春小説。
日常の謎的な些細な謎解きが数ヶ所、メインはユーゴスラビア紛争。
史実らしいけど詳しくないので全然解りません。
カタカナ地名が沢山出てきた時点でちょっと脳味噌が拒否したかも(笑)
結局私はミステリー部分は無視して青春小説としてしか読めていないと思う。
甘酸っぱい感情と、つまんない見栄と、他人の感情に対する鈍感さ。
大人も持っているけれど、大人とは違う若さ故の思考と行動。
そういうモノの描き方が秀逸だと思います。
ああ、でも実際に高校生が読んだら「なんか違う」と思うのかも。
大人の中にある若者像かもしれません。その辺は私が若者ではないので判断できない。