SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2005年12月02日

  ■今夜はパラシュート博物館へ(森博嗣)

今夜はパラシュート博物館へ」短篇集。S&Mシリーズが2篇とVシリーズが1編。ノンシリーズ5編。
「パラシュート博物館」=「オチ方の博物館」らしい ^^;

# 森博嗣購入本読了。あとエッセイ以外で文庫化されてるもの未購入が数冊あるけど買うかどうかは未定。
# 取り敢えず四季シリーズを読む前に関係シリーズは読んでおきたかったのでココまで読んだ。
# けどもう一回S&MとVシリーズ読み直さないと忘れてることが多すぎてダメかも orz

単純に小鳥遊君目当て(コレを腐女子というらしいw)で買った「パラシュート」ですが相変わらず難しい。
作者自身が「理解できないヤツは理解しなくていい」というスタンスで書いてるので
最後まで読めば謎が解けてスッキリ、とはいかないんですね。
シリーズモノは理解できないまま放ってきた謎が蓄積しすぎて完結してもよく解らないままだし(苦笑)
流石に短篇はソレだけで終わるはずだと思うので謎を減らしたいんだけど…。
深読みしすぎて変な解釈してる作品も多いかも。

以下ノンシリーズ5編の感想。
・「ゲームの国」清涼院流水を読んでる気分になった。
・「私の崖はこの夏のアウトライン」一番解らなかった。何が書かれてるんだろう。
・「卒業文集」最初オチが比喩かと思ってしまったので考えすぎ。ストレートに読めばよかったっぽい。
・「恋之坂ナイトグライド」森氏自身が「100人の森博嗣」の中で
『このオチもわかりにくく、読者の半分も気づいていないものと予想している。
博物館を訪れる人の全員が、展示物を理解するとは思えない。それで良い、と考えている』
とまで書いているので単なる擬人化じゃないよなぁ…と考えてるけど解らない。
『理解できないヤツは理解しなくていい』というのはやはり酷いと思う。
森博嗣は作中でなぞなぞを出して答えを書かないことが多いけどストーリーには関係ないとはいえ
これもスッキリしない。解けていないなぞなぞが今もある。
解けてもそれが正解かどうか作者に問い合わせないとわからないというのが面倒。
提出した謎は全部解いてから終わらせて欲しい。
・「素敵な模型屋さん」ファンタジー?別に嫌いじゃないけど、どこかで見たような話。

次はS&Mシリーズ読み直すか、途中まで読んで放置したままの「絡新婦の理」を読むか悩むところ。
後者は重くて(内容がではなく物理的に)読むのが疲れるんだよ。
でも分冊版に追い越されたら悔しい。分冊版が出ると知っていれば・・・orz


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