「迷宮百年の睡魔」昨日読んだ[女王の百年密室]の続編。
ミチル&ロイディシリーズ2作目。三部作で次作(未刊)が完結編のようです。
前作と舞台は変わっているけれどやはり生(死)をテーマ書かれた作品。
舞台背景のイメージが中世っぽいのに近未来だから科学は発達してるし
ちょっと不思議な空気が漂ってる辺りやはりファンタジー色強いなぁと思います。
殺人事件もあるし謎解きもあるけどSFなので何でもアリです。
別に私はこれをアンフェアとは言わないと思いますが。どうなんだろ?
どっちにしろ突っ込むのは野暮ですよねぇ。うんうん(誰に?笑)
ミチルとロイディの会話を楽しむのがメイン。1作目よりいい関係に育っています。
# この2人の関係は由貴香織里のカインとリフをだぶらせてしまいます。←スキ
精神はどこに宿るのかをテーマに書かれた作品は結構あると思うんですが
脳移植後自分の物ではない感情に惑わされるという話より
AIが感情を持つ話の方がまだ納得できる気がします。幻想か?(笑)
私は脳が壊れる前に死にたいと思う。
脳が壊れたらそれはもう私ではないから。
私ではないまま呼吸しているのは生きているというんだろうか?