「朽ちる散る落ちる」Vシリーズ9作目。
今回は御贔屓の小鳥遊クンが活躍してたのでヨカッタ。
ってミーハーな感想はともかく、
このシリーズは(というか森作品全部かも)毎回、「私って頭悪い…」と思わされる。
世の中には頭の良し悪しにレベルがあると思う。
もしかしたらそのレベルによって世界は全然別の物に見えてるんじゃないかと思う。
脳味噌の回転速度が全然違うわけだからきっと見えてる物も全然違うんじゃないかと。
登場人物の思考を何とか探ろうとしてもちょっと理解出来ない部分が多すぎて
何だかいつも消化不良な気分になってしまうのはやはり私の頭が悪いからじゃないのか?
シリーズ物だから一話毎の解決はあってもシリーズ全体の謎が最後まで残されてて
シリーズ全体の伏線が宙ぶらりんだから消化不良の気分になるのかもしれない。
でもそれ以前にやっぱり「キチンと」理解出来てないんじゃないのかなぁ…私は。
一話毎の謎解きは特別難しくもないし、解り易いんだけど、それ以外の
特に事件には関係ない何気ない会話が難しいんだよねぇ。
特に紅子、流石天才。私にゃ彼女の考えてることがさっぱり理解出来ませんわ(苦笑)
この作品は「地下密室」と「宇宙密室」二つの密室の謎を解くという話だったんですが
「宇宙密室」はちょっとアンフェアだよなぁーと思ってしまいました。バカバカしい。