「クレオパトラの葬送」 薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズ4作目。 災厄の女王お涼さんが今回は豪華客船で大暴れです。 一作毎にお涼さんの泉田さんへの愛情表現が露骨になってるような気がしますw
毎回とことん極悪非道な敵(とバケモノ ^^;)が出てくる勧善(?)懲悪物ですが、 お約束だからこそ読後に溜飲の下がる快感があるわけで、 作者も読者も、現実ではどうにもならないことが沢山あることを解っているから こうして物語の中に理想を求めるんでしょうかねぇ。 自分の無力さを虚しいと思いつつ。