「タナトス・ゲーム―伊集院大介の世紀末」
読みそびれていたので読みました。
伊集院大介のやおい考w
参考資料が中島梓名義の「コミュニケーション不全症候群」と
「タナトスの子供たち―過剰適応の生態学」なので、
当然ここに書かれているやおい論は作者の持論なのだと思います。
私はやおいに詳しくはないですが、全く無縁なわけでもないです。
10年程前まで主婦同人のサークルにいてwそこで好きな作家さんがやおい作家さんだったので
個人誌が出たらやおい漫画もやおい小説も買ってたし ^^;
「b-BOY 」系の本も読んでたし。
# 炎の蜃気楼(ミラージュ) シリーズ初期10冊くらいハマって読んでたしw
だからやおいとホモは別物だというのは理解出来ます(苦笑)
でもやっぱり私は思考が一般人なので、やおいな人達の本質には近付く事が出来ません。
本当に彼女たちが「社会に適応していくのが困難で自衛の為にやおいをしている」のか、
彼女たちにとって「大切なのは現実よりも自分たちの美学」なのか。
そんなに一般とは遠い世界に身を置いている人達が多いのかどうかは疑問です。
ココで描かれているのは今ならひきこもりといわれる人達なんだろうけど…。
ネット上でのトラブルが発端の事件ですが、1999年の作品なので
ネットの世界も今よりは閉鎖的に描かれています。
# 今は以前より身近になって、余計にバーチャルになった部分があってもっと怖いような…。;
1999年というと、私はちょうどネットから遠ざかってた時期なんですね。
それ以前に3年程サルの様に通信してて(笑)一旦冷めてた時期。
月に3~4回くらいしか接続してなかったという悲惨な時期もあったような…^^;
環境もネットに適してなくて離れてたんだけど、その頃のネット上の世界がよく解らないので
パソコン通信からインターネットに移行していく様をあまり見てないです。
ネット上が混沌としている状態の時期ってあの頃じゃなかったのかなー?
パソコン通信でのオープンさがインターネットでは危険だという認識が薄かったり、
ネット上での常識が二転三転していた時期。
そういった時代背景があるということも念頭に置いて読むべきかなと思いました。
やおいは、そんなに難しく考えるもんじゃないと思うんですが、どうでしょう。やおいも萌えも、だってそう感じてしまうんだからしょうがないじゃん! というその程度のものだと思うのですがどうでしょう。
やおいに手を出している人や実際に自分でも書いてた人は身の回りに普通にいますけど、別にとりわけおかしなところもないこちら側の人間ですし、現実にもそれなりにみんな対処してるもんなあ。私の方がずっとあれな人間だと思うのです。
けど、とりあえずこの記事で重要なのは、姐さんがやおいに無縁ではなかったということではないかと。覚えました。一生忘れません。
Posted by: perce-neige : 2005年05月12日 21:45私も周囲には「やおいも平気」な人ばかりなのでそんなに難しく考えたことなかったです。
ただ「やおいじゃなきゃダメ」な人も存在していて、
そういう人達はもっと奥深いモノがあるのかなーとは思いました。
「こちらの世界」にとどまれない人達に縁がないので解らないのか?と。
現実との折り合いが下手な人というのは理想が高い人だと思います。
微妙なバランスであろうが、こちらの世界にとどまれていればそれでいいのだと。
んで、ナンデスカ?
私がやおいに無縁ではなかったというのはそんなに重要な情報なんですか?
別に隠してませんが?(笑)
私はやおい平気だしー、エロ平気だしー、ショタだしー、声フェチですぅー。
でも下品なのはダメです。
どういうのが下品かというと、そりゃ私の主観ですがw