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SONY PEG-T600C/L 2001.12 購入
久し振りの更新となってしまった。まず私が常用している予定表の置き換えアプリ ActionNames の話題から。八月末に最新版の 5.3 が発表され、名称も Agendus と変更になった。Newton 時代から ActionNames という名前に馴染みのある私としては今回の変更はピンとこない。詳しい変更点は確認してないが、前バージョンに続いて、ATOK での変換時にジョグが利かないという現象が報告されているので、私は今使っているバージョン 5.2a を引き続き使うことにした。よって名称も ActoinNames のままだ。現在の機能に特に不満も無いので、よほど大きなバージョンアップがない限り、このまま"Agendus"ではなく"ActionNames"を使い続けたいと思う。
お盆休みの終わりに、ふと T600C を手にすると電源が入らない。慌てて充電を開始したが、やはりハードリセット状態になってしまっていた。お盆休みでまったく触っていなかったので残量の確認ができていなかったせいだ。お盆休みの前には 60% 近く残量があったので大丈夫かと思っていたが甘かったようだ。さらに、HotSync もさぼっていたので一部のスケジュールが失われた。デスクトップパソコンの場合、クレイドルを常時接続しておいて Palm を載せるだけ、という使い方ができるが、毎日持ち歩くノートパソコンではその都度クレイドルを繋げなければならない。これが億劫でつい、HotSync が疎かになってしまう。IrSTICK 経由で赤外線 HotSync を行うという手もあるが、FastCPU が有効な状態では何故か赤外線受信はできるのに赤外線送信ができない。いちいち FastCPU を設定し直して HotSync するのも煩わしい。とりあえずマメに HotSync をする習慣を作るのが一番の対策だろう。
さて、やっと本題。電子辞書はパソコンや PDA、そして専用端末で利用できる。デジタルならではの利点も多い。検索は早いし複数の辞書を串刺しで検索することも可能だ。検索結果もコピー & ペーストで利用し易い。デジタルデータなので当然かさばらない。専用端末だと十冊以上の辞書が名刺入れサイズの筐体入っているものもある。私も Newton の頃から PDA に辞書を入れたいと思っていた。Newton ではソフト名忘れたが英和辞典と和英辞典を入れていた。PSION には pB という素晴らしい辞書アプリがあった。私も使いたかったが、内蔵メモリが 8MB しかない revo では実用レベルではなかった。Palm では標準で辞書がついているし、市販の辞書ソフトも沢山ある。シェアウェアでは KDIC が有名だし、最近は Windows や PocketPC でよく利用されている PDIC 形式の辞書をそのまま使える WDIC というソフトも公開された(こちらはフリーウェア)。かく言う私は現在 KDIC を使っている。しかし、PDA に辞書は必要だろうか?
Palm で辞書が使えれば便利に思う人は多いだろう。英文を DOC ファイルに変換して読む際に、辞書があれば便利だろう。仕事で日常的に辞書を引くこと多い人は Palm でさっと辞書が引ければ便利だろう。私も Palm に辞書を入れておけばいざというときに役に立つのではないか思っていた。しかし、過去 PDA で辞書を引くような局面は私にはほとんど無かった。辞書を調べる必要があるときは、大体パソコンの前に居る。今は Yahoo! の辞書を使っているし、BookShelf Basic も入っているのでほとんど困ることはない。もし、CLIE しか無い状況で辞書を使って調べたいことがあるとすれば、以前 revo の Data で作った情報処理用語集だろうか。KDIC なら自分で辞書も作れるらしいので、いつか作れればと思っている。しかし、このデータなら辞書にしなくても JFile 等のデータベースソフトで再現できるかもしれない。やはり辞書は私にとって必須のアプリではないと言えるだろう。近いうちに、電子辞書を入手する予定があるが、これを入手すれば完全に PDA で辞書の出番は無くなりそうだ。