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SONY PEG-T600C/L 2001.12 購入
ここ四回の Elicit from CLIEのタイトルを"Palmwareって"としていたが、自分でもあまりにも酷いと思ったので、それぞれ改題してみた。今後もソフトとかハードとかにこだわらず思ったことを書いていきたい。
今回は本日入手した、丑や製
T600C 用手帳型ケースについて書いていく。過去の Elicit from CLIEでも書いた通り、丑や製の手帳型ケースはデザインには惹かれるものの、横開きなので購入対象からは外れていた。しかし、これも以前書いた
XIGMA 製ケースの弱点である、ハードウェアボタンに触れてしまうという問題は相変わらず気になっていた。
この手帳型ケース、丑やさんも言っているが、T400
のリミテッドブラック用のケースとしてはこれに勝るデザインのケースはまず存在しない。私はこのケースの為に T400/B を入手しようかと思ったほどだ。それほどデザイン的には素晴らしい。
丑やさんに直接メールで質問したりしながら、私の中ではだんだんデザインへの魅力が使い勝手への不安を凌駕するようになっていた。そして悩んだ末少し出遅れたが、注文を決意したのである。今回の手帳型ケースは留め具にスタイラスペンを使うのだが、これについてもかなり悩んだ。丑やさん曰く「使い易いのはぺんとぴあ、見た目が良いのは
CROSS MicroPen」との事だった。当初私はぺんとぴあを発注するつもりだったが、今回はデザイン重視で手帳型ケースの購入を決意したのだから、と MicroPen
を選んだ。私は京都在住なので、代引き手数料を節約するためにケースを店頭へ取りに行くということで発注を行った。
2002 年 2 月 14 日頃から第一弾の出荷が始まったようで、翌 15 日には右脳耳鼻科医さんのサイトでレビューがアップされていた(パソコン→Palm→丑やT600用手帳型ケース)。このレビューにより私が最も気になっていた部分がクリアされた。それはクレイドルのセットについてだ。今回の手帳型ケースはケースと本体の固定にストラップ穴を使っている関係上、クレイドルに乗らないのではないかと心配していた。折しも充電もできる携帯用 USB HotSync ケーブルの情報が流れていたので、それの購入も本気で考えていただけに、このレビューで得た安心感は大きかった。あと、やはりぺんとぴあの方が使い勝手が良さそうなので、丑やさんに今からスタイラスの変更ができるかどうか尋ねてみた。第一弾が 14 日なので発注の遅かった私の分は恐らく 20 日以降だろうから、今なら何とか変更してもらえるかもしれないと思ったからだ。するとその返事には 16 日には店頭の方に私の分のケースが届くので今から変更はできないと書かれていた。これは嬉しい誤算だった。16 日は出勤だったので、17 日に取りに行くことにした。
ケースを取りに行ったのは哲学の道南端の京四季という、帯やきもの扱われているお店だが、丑やさんのケースも展示されている。余談だが京四季さんで主に扱われている帯のメーカー、川島織物さんは私の勤める会社のメインお得意先である。何となく奇妙な縁のようなものを感じた。対応してくださったのは年輩の女性だったが、PDA ケースに関しても十分知識をお持ちのようで、実機を持っているなら試しに装着して確認してみてほしいと言われた。私がお店に入ったときには帯の商談をされていたが、それをしばし中断して私の相手をしてくださった。帯の商談をする一方で、PDA 用ケースの試着を促すその様にプロフェッショナルの姿を見たような気がした。こういう事を書くこと自体が失礼にあたるのかもしれないが、京四季さん、丑やさんのこだわりと凄みを垣間見た一瞬だったように思う。
ケースの感想を写真と共に以下に記す。横開きケースは思っていた程使いにくいと感じなかった。明日から本格的に使うことになるが、楽しみであり不安でもある。
許可を得て撮影した京四季さんの店内。 店内の一角に丑やさんのケースが展示されている。 |
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手帳型ケースを箱から取り出したところ。箱は見ての通りシンプルなもの。 | |
ケースの内側。一枚革で作られている。 | |
ケース外側。革の質感が上品だ。 | |
正面から見た図。やはりデザインは素晴らしい。 | |
背面から見た図。スタイラス留め具の MicroPen は挿すときは良いが、抜きにくい。 京四季の店員さんから、冬は革が堅いので、丸い箸でも通しておくと拡がって通しやすくなるとアドバイスをもらう。 |
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XIGMA 製ケースとの比較。丑や製の方が薄いが、表面積は広い。 |
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左側面。ジョグダイアル部分の切れ込みが丑やさんのこだわり。 | |
右側面。CROSS の MicroPen は今回同時に購入したもの。 普段は左側のみに挿しておいて完全には固定しない予定。その方が胸ポケットから取り出したときにすぐに開くことができる。 |
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本体を装着した状態。カード入れは XIGMA 製ケースには無かったもの。やはりあると何かと便利だろう。 | |
クレイドルにセットした状態。屏風のように立てかけてある。右脳耳鼻科医さんのレビューにもある通り、ある程度の長さのストラップならこのように対応可能。 | |
ジョグダイアルとバックボタンはこのように本体を少し曲げるとあまり違和感なく使える。ただ曲げた状態はデザイン的にはあまり美しくないかも。 |