全体図。XIGMA のケースにマッチしている、といえないこともない。
クリップ部分は別のストラップから流用。
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SONY PEG-T600C/L 2001.12 購入
ケースの時と同じ出だしだが、Palm にストラップは必要だろうか？ まずストラップといえば携帯電話が思い浮かぶが携帯電話におけるストラップの役割は何であろうか。私にとっては胸ポケットからの落下を防ぐのがストラップに求めるほとんど唯一の役割だ。携帯電話を初めて買った頃、本体付属のストラップは付けたことがなかった。『ただの紐』同然のストラップに存在意義が見いだせなかったからだ。初めて付けたのは NTT DoCoMo のノキア製端末 NM207 に付属していたクリップ付きのストラップだった。これなら胸ポケットからの落下を防げるので存在意義があると思った。これは Palm についても同様だ。m505 もケースを着けずに胸ポケットに入れていて、前屈みになったときに落としたことが何回かある。普段身につけることが多い Palm だからこそ落下防止の意味でストラップは必要だと思う。m505 にはストラップ用の穴は無かった。初代 CLIE にも無かったはずである。しかし CLIE の N700 以降の機種では付けられているところを見るとユーザからの要望が多かったのだと思われる。
携帯電話のストラップにはあまりこだわらなかった私だが、T600C のストラップには少しこだわってみたかった。といっても派手なものではなく、クリップ付でコイル状でないストラップで落ち着いた感じのものが欲しかった。これは多分最初に Clio さんの「Palm大陸探険記」に掲載されている写真を見てしまった影響が強いと思われる。あのストラップが実に T600C にマッチしているように見えたのだ。あれを見て「私もあんなのが欲しい」と思った。普通のストラップなので普通に売ってるだろうと思って何件かの店を覗いたが甘かった。現状でクリップ付きのストラップはコイル状のものが主流になっている。コイル状のストラップは確かに実用的であるが、どうも美しくない。他のとなると短めのものが多かった。NM207 での経験からクリップ付きの場合ある程度の長さがないと使いにくい。そう考えると普段短くて自由に伸ばせるコイル状のストラップはやはり機能的には優れている。長いものとなるともうネックストラップになってしまう。ネックストラップは XIGMA のケースにも付属していた。流行っているようだが仕事中に付けるのはちょっと厳しい。普通のストラップでそれなりの長さでクリップ付き、という条件を満たすものはなかなか見つからなかった。その時、今使っている携帯電話 F503i に付属していたストラップの事を思い出した。色は白で私のイメージとは合わないが、あれならクリップ付きでそこそこの長さがあったはずだ。しかし、どうやらあのストラップは平凡すぎる、ということで購入間もなく捨ててしまっていたようだ。
ストラップ選びに難航する私に SHINO が助言を与えてくれた。「長くなくても気に入ったストラップがあればそれにクリップを付ければ？」この一言は目から鱗だった。私は既成の「クリップ付きストラップ」に固執しすぎていたようだ。短いストラップにクリップを付けて使いにくければ外して使えば良いだけのことである。当に盲点だった。それから私はクリップ付きや長さにこだわらずストラップを探し始めた。しかし、巷には PostPet やくまのプーさんのキャラものストラップがほとんどだった。藁をも掴む思いで携帯電話を持ってない弟にストラップを持ってないかと聞いてみた。彼はゲームセンターで仕事をしているので景品の余り物か何かを持ってないかを期待したのだ。すると意外にも彼はストラップを購入して持っているという。それは「スターウォーズ・ファントムメナス・ストラップ」だった。黒地に白で「STAR WRAS」と書かれていてなかなか良い感じだ。惜しむらくはダースモールのヘッドマスクがマスコットとして付いていることだ。これは流石に勘弁して欲しい。これがなければ譲り受けていたかもしれない。このストラップを見て思い出したのが、ソニーの携帯ゲーム PocketStation のストラップだ。これも黒地に白で、さらに T600C と同じソニー製だ。しかし、何となく抵抗もあったのでこれは最後の手段としてとっておくことにした。
ストラップをあちこち探していたある日、それを発見した。ジオン公国章と三つの星をあしらった「黒い三連星ストラップ」だ。黒い三連星にはちゃんと部隊章があるのに何故それを使わないのだろう？ この時私はケータイ Watch で紹介されていた「Ｚガンダム・ストラップ」を思い出していた。記者のコメントにもあるが「Ｚガンダム・ストラップ」なのに付いているマスコットはガンダムマーク２なのだ。そんなことはおいといて、肝心の黒い三連星ストラップに話を戻す。後に掲載している写真を見てもらえば分かるが、革風のストラップで XIGMA のケースとの相性の良さそうだ。しかしこんなキャラものを買うと SHINO に何を言われるか分かったもんじゃない。私は悩みながらもそのストラップを手に取りレジへ向かっていた。このストラップを選んだのには最近実家でプレイした PS2 の「機動戦士ガンダム 連邦 vs.ジオン DX」が大きく影響していると思われる。この後、クリップが付いている一番安いストラップを買って、クリップ部分のみ黒い三連星ストラップに取り付けた。長きにわたったストラップ探しに終止符が打たれたのだ。
今日が仕事始めだったので、いよいよストラップの初陣である。落下防止の役目は問題なく果たしてくれる。というもののケースに入れていると裸の時よりも落下しにくくなるので、それが試される機会は余り無い。現に今日は無かった。クリップを付けた状態では、やはりストラップが少し短く作業しづらい。基本的にはクリップを外して使うことになるだろう。あと、XIGMA のケースの特性で完全に固定されていないので、ストラップを付けていると必要以上に引っ張られてケースがずれてしまうという事態にも陥った。この組み合わせで運用には慣れるまでしばし苦労しそうな初日だった。
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全体図。XIGMA のケースにマッチしている、といえないこともない。 クリップ部分は別のストラップから流用。 |
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ジオン公国章のアップ。上部の三つの星が「三連星」を表しているのだろう。でも商品名が「黒い三連星ストラップ」なのだから普通、黒い三連星の部隊章を付けないだろうか。 |