SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2013年05月16日

  ■いつか、ふたりは二匹(西澤保彦)

いつか、ふたりは二匹
ミステリーランドの文庫化。
ミステリーランドはジュブナイルといいつつ、私が読んだ本は内容が大人向けというか、
子供が読んでも理解し辛いのでは?と思うような内容のモノばかりだったんですが、
これは子供でも読めるかもしれないと思いました。
絵本も児童書も子供視点と大人視点では別の物語が見えて当たり前だと思いますが
子供視点では理解出来ない部分があるのはなんか違うと思うんですよね。

西澤節小説なので、当たり前に、特に理由を説明されることもなく、
猫に憑依して犬と会話する子供が主人公なワケですが、
そんなファンタジーな舞台で、子供故の浅薄で残酷な行動が描かれていて
子供らしさにぞっとする。
悪意のない自己中心的な行動はどんな子供にも当てはまるから、
奇異なことではないのだという生々しさが怖い。
この怖さは大人視点の怖さなのだと思う。

ホントは同じ本を何年か毎に繰り返し読んで、その時々の感じ方の違いを楽しめるくらいの
余裕のある本の読み方をしたいなー。きっとソレは凄く楽しい。
別の方向に貪欲な自分が残念(笑)


コメント