「胡蝶の鏡 建築探偵桜井京介の事件簿」
桜井京介シリーズ12作目(番外編除く)で第三部突入作。
今回は実在した建築史学者についての蘊蓄が多くて、その部分は読み辛かったです。
あとは舞台がヴェトナムで、このシリーズは海外舞台のモノも多いけどやっぱ苦手。
人種の違いによる思考の違いは絶対あると思っているので、
登場人物に感情移入できない率が半端ない。
別に感情移入する必要はないけど(笑)基本的な言動が理解どころか
想像し辛いのは読んでてしんどい。
ま、桜井京介に対しては別人種以上に理解も想像も出来ないわけですが(苦笑)
舞台、時代背景、人種等々で、予測も出来ない動機の殺人が起こったりするわけで、
歴史に疎い私は平均以上に「そういう時代(背景)だったのだな…」と無理矢理納得するしかない。
殺人なんていう特殊な状況はそれがどんな背景で起こったとしても
理解不能なのかもしれないけどね。
少なくとも、思想的にそう行動するしかなかった…という話よりは
子供が殺されたので復讐しました…という話の方が理解しやすいからね。
若い頃は難しい話を読むと自分が賢くなったような気がしてたけど
今は難しい話を読むと、自分の莫迦さ加減をひしひし感じて虚しくなるね(笑)
いや、この小説自体が難しい話というわけではないんだけど…。