SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2011年12月29日

  ■幽霊人命救助隊(高野和明)

幽霊人命救助隊
自殺してしまった主人公と他3名が成仏する為に自殺志願者を100名救うという話。
基本的に自殺する人は鬱という病気であること、
鬱は治療で必ず治ること、その二点をテーマにした作品。
皆、それぞれ色んな理由で世を儚んでしまうわけですが、
「もう死ぬしかない」という方向にしか思考が働かない状態が
病気というわけですね。

重苦しいテーマを暗いだけにならないように描き上げていますが
私自身は身近に自殺した人がいないので、体験者がどう考えるのかは判りません。
でも自殺してしまった主人公やその仲間達の悔恨の思い、
自殺しようとしている人達への説得の言葉、
自殺を考える人達のそれぞれの精一杯の気持ち。

弱ってる人、頑張れない人、そして周囲のどうすればいいかわからない人達を
応援したいと思う気持ちが詰まった本なんだろうと思います。

ありきたりと言えばありきたりだけど、100人目のエピソードは泣けます。


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