SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2011年11月21日

  ■リベルタスの寓話(島田荘司)

リベルタスの寓話
御手洗シリーズ中編2篇。
何故か一篇が前後に分かれて、間に一篇入るという構成。
どちらもボスニア・ヘルツェゴビナ紛争に関する話で、
多分テーマは同じだけど、二分割しなくてもいいのでは?と思う。
巻頭に入れずとも荒唐無稽さに変わりはないし(苦笑)

荒唐無稽な「クロアチア人の手」もう御手洗君じゃなきゃ本投げてるよ、私は。
なんちゅうートリックじゃ。あり得ん!としか思いません。
実際、可能なんだろうか?
成功率が限りなく100%に近い物じゃないとメイントリックにしちゃダメだと思うんですが…。
偶然に助けられる事も多少は目を瞑れても、限度があると思うんです。
御手洗君の推理も根拠が解らない物があって納得出来ないし…ミステリとしては残念。
そして、石岡。石岡ファンのキモチは一生理解出来ない。ホント嫌い(苦笑)
御手洗に頼るばかりのくせに信頼してないし。苛つく。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の悲惨さだけは充分解りました。
作中「ボスニア戦争では、ナチスですらしなかっただろうおぞましいことが行われた」とありますが
ナチスのユダヤ人迫害もボスニアの民族浄化もどっちがどうって比べる話じゃないわな。
どっちも行為とそれ以上に詭弁が限りなくおぞましい。宗教も民族愛も『悪』ではないのにね。


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