「阪急電車」
映画化もされたベストセラーですね。
阪急電車、今津線片道15分8駅を往復しながら電車内の一コマを切り取った連作短編。
初・有川浩です。
Naoki氏が読んでたのを見て「読み終わったら貸して」と言って数ヶ月。
全然読み終わる気配なし。訊いたら「面白ないから途中で止まってる」
っちゅーことで先に借りました。多分彼はもう読み進めることはないでしょう(笑)
私は面白かったです。
Naoki氏は「面白さが全然わからん」と言いますが、
私は「どこが面白くないのか全然わからん」です。
他の有川浩も読みたくなったくらい面白かったんですけど…。
人間の感性っちゅーのは面白いですね。
だから他人に本は薦められないんだわ。
「阪急電車」は特に大事件が起こるわけでもない
本当に何気ない日常の一コマで、でもその何気ない日常が、
誰かにとっては人生の転機だったりするのだというのが
淡々と描かれていて面白かったです。
出来すぎ感はあるのであんまりリアリティ求めちゃいけないとは思いますけど。
凛としたおばあちゃんは恰好良いし、
討ち入りに行ったお姉さんも恰好良いし、
女子大生も女子高生も可愛いし。
スポットが当たる人物が真っ当すぎるくらい真っ当な人物なのが
読んでいて嫌みがなくて、微笑ましいです。
ああ、でも私が可愛いと思った女子高生をNaoki氏は「イライラする」と言ったので
感性の違う人が見たら微笑ましくないんですね。
お約束をお約束として楽しむ余裕がないときには面白くないかも。
自分の環境が変わったら印象の変わる本もあるしね。