「フィッシュストーリー 」
中編4篇。
謎があって、その謎が綺麗に解明されるという話ではなく、
なんだかうやむやにされてしまい、想像力を駆使して補完するしかないという
私はこの手のスッキリしない話は好きじゃないんだけど
伊坂幸太郎はそういう話が多い。
でも読後スッキリしない感がそんなにないのは
重要なのが謎ではなく、それに関わる人間模様だからなのだろうと思ってみる。
実は表現力不足だったり、読解力不足だったり、感性が全然違ったりするのかもだけど(苦笑)
答えの出ない問題は世の中いくつもある。
偶然は数え切れないくらい多いし、必然は更に多い。
当たり前のように生きてるけど、
日常はミラクルの積み重ねではないかと思ってみたり。
それ全然ミラクルちゃうやんと突っ込みたくなったり(笑)