SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2010年11月08日

  ■オーデュボンの祈り(伊坂幸太郎)

オーデュボンの祈り
今頃初伊坂ですw
村上春樹は挫折したのでなんとなく伊坂幸太郎も敬遠していましたが、
やはり気になるし、Naoki氏に訊いたら「なんで村上春樹?全然違うと思うけど」と言われたので。
# Naoki氏も友人に借りて一冊読んだだけだったんですけどね(苦笑)

基本的に私はデビュー作から刊行順に読んでいきたいので、まずはデビュー作。
最初はなかなか読み進まなくて、読みやすい文章なのにすんなり咀嚼出来ず、
やはり無理だったのか?とも思いましたが、中盤以降、世界観に慣れてきたら
サクサク読めました。そして続きが気になる面白さでした。
シュールな小説ではあるけれど、設定がシュールなだけで
ストーリー自体はロジカルな印象。
主人公の推理は根拠がなく突飛だと思うけれど、
名探偵モノの突飛さと同じ感覚で読み流せばわりと平気。
うーん、要するに色々と合わない部分もあるけどそれ以上に
読ませる作品だったということでしょうか。
綺麗な謎の解明と爽快感は重要ですね。
伊達に色々賞は獲ってないし、映像化もされてないということですね。
取り敢えず、面白かったので「ラッシュライフ」と「重力ピエロ」注文しました。
# 未読本いっぱいあるっちゅーのに…^^;


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