「舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵」
コージーミステリ。連作短編6篇。
ひとみちゃんが探偵をするのではなく、
ひとみちゃんの叔父である刑事がひとみちゃんとの会話でヒントを得て事件を解決する話。
でも結構ムリムリな感じ。推理が強引すぎ。
その強引さを気にしなければ短編それぞれが絶妙にリンクしていて
ちょこっとした謎がスルスル解けていくのは解りやすい爽快さがあってヨシ。
最後の最後でひとみちゃんがちゃんと探偵だった話もあり。
子供は大人が思ってるよりオトナな部分も沢山持っててときどき驚かされるよね。
そして子供は大人の腑甲斐なさにときどき呆れるんだろう、と。
うーん、ときどきであることを願う、と(苦笑)