「夜明けの街で」
うっすらミステリ色をつけてみた不倫小説。
主人公の妻も愛人もやたら嘘臭い、男にとって都合のいい女にしか見えないけど
主人公の莫迦っぽさはリアルな男に見えるのは私が女だからか?(笑)
自己中な不倫男の心理描写は秀逸。
でも東野作品の中では駄作ではないのかと思う。
読み易いだけで何も残らない気がする。
あとフツーのサラリーマンが金持ちで驚く(笑)
どこから金が湧いてくるのか説明が欲しかった。
物わかりのいい女と
自由に出来る財布の中身と
アリバイ作りに協力してくれる友人
中年男の夢が詰まった一冊なのかも。
幸せな日常に不満はないけど刺激が欲しい
そんなアラフォー以上の既婚男性が読んだら
ギャルゲーするみたいな楽しさがあるのかもしれんと思いました(笑)
ミステリ部分は女が自己中でかなりひく。
遺族感情無視ですか?なんだかなー。
ま、自己中じゃない人間はおらんか(笑)