「文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉」
百鬼夜行シリーズスピンオフ3冊目。短編4篇収録。
ミステリ色はあまり濃くないマニアックな妖怪モノ。
主役の多々良先生は本編に、沼上君は更に「百器徒然袋 風」にも登場してますが
メインのこの作品で変人ぶりがかなり発揮されてて印象が結構変わりました。
# 因みに「百器徒然袋 風」の方が「今昔続百鬼 雲」より後の作品。沼上君は結構活躍してる。
沼上君はともかく多々良先生は個人的にあんまり好感の持てるキャラじゃないんですが ^^;
妖怪モノとしてはそれなりに面白い読み物です。
ミステリとしては4話目はともかくそれ以外はイマイチ。
解決編の偶然ぶりとドタバタ感がどうも苦手。ま、好みの問題ですが。
さて、積ん読状の京極夏彦読了ですー。
京極堂やっつけてる間に色々色々気になる本がたまってきてるので
まずは篠田真由美にイキマス。
ゆっくりじっくり読んでいたら追いつけなくなる程買いたい本があるのは幸か不幸か ^^;
未読本手元に残したまま死ぬような気がするが、
本が読めなくなる程目が衰えるまで生きていたくないので
本を読める目を切望するのではなく、時間を切望しながら死ねますように…(笑)