「1950年のバックトス」
一篇2~3頁から長くても10数頁の全23篇の掌編小説集。
読み手の状況によって大きく感想が変わるだろうと思われる作品群。
暇潰しに片手間に読むのではなく、じっくり活字と向き合いたい時向け。
一篇一篇は極短い日常の一コマを切り取ったお話故に、
その前後に想像力を駆使させたくなる。
けれど、軽く読み流して微かな謎を残したまま、
ぞくりとしたりほっこりしたり、刹那の感情を楽しむのもアリかも。
よく意味が解らないお話や、悪乗りし過ぎじゃないかと思えるテンションのお話もあったけど
また時期を変えて読めば、感想も変わりそう。
私はほっこり系よりホラー系の「百物語」「万華鏡」「包丁」辺りが好き。
「百合子姫・怪奇毒吐き女」は単純に笑った。リアル。