SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2010年05月29日

  ■双頭の悪魔(有栖川有栖)

双頭の悪魔
江神&学生アリスシリーズ3作目。ずっと積ん読状態だったのをやっと読みました。
奥付見たら1999年発行でした。10年以上積ん読ってた…orz

何故そんなに積ん読ってたのかというと、前2作の内容を完全に忘れてしまっているから
前2作を読み返してから読もうと思ってたからです。
というわけで「月光ゲーム―Yの悲劇’88」と「孤島パズル」読み返しました。
有栖川有栖のデビュー作と2作目ですが、やはり初期の作品は良いです。
多少文章自体が稚拙でもそれを凌駕する中身の濃さがある気がします。
何度も何度も練り直してじっくり時間を掛けて作られた良さがあるんでしょうかね。
才能が枯渇するとは言いませんが、やはり何作も書き続けているとマンネリ化は否めないのでしょう。

3作目の「双頭の悪魔」はやはり前2作に比べるとやや劣る気がします。
悪いというのではなく、前2作が良すぎたと言うべきかもしれませんけど、
メイントリックがイマイチな感じでした。
でも最近の作品よりは丁寧に人物描写がされていてわかりやすかったし
シリーズキャラの江神部長の過去が垣間見えて楽しみが増えたり。
このシリーズは5部作予定で4作目が3年前に単行本で出ているので
記憶が新しい内に文庫化してくれるとありがたいな~と思います。

ホント、私の記憶力はシリーズ物追うのに向いてないのね。
何なの?この記憶力のなさは!
1冊の本を何度でも楽しめるというお得感があるのかもしれんけどね(書いてて虚しい)
完結してから一気読みがいいんだけど、なかなか難しいモンダイだわな。
何度も読み返す時間が作れればいいけど、漫画ならともかく小説は難しいデス。

孤島パズル」内に
『本を読むという行為自体が非生産的で胡散臭い物なのに、
その上探偵小説を選んで読み耽るなどとなれば、
これはもう放蕩、放埒の極みじゃないか』という台詞がありました。
ああ、私は本当に贅沢な時間を膨大に消費してきている。
そしてこれからも贅沢に我が儘に時間を使うのだ。
ゴメンナサイ。アリガトウ。


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