SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2010年03月02日

  ■帝都衛星軌道(島田荘司)

帝都衛星軌道
表題前後編の間に短編「ジャングルの虫たち」が挿入されるという変な構成の1冊。
前後編の間に(作中で)6年という時間があるとはいえ、何故1冊の本を3分割して2作収めるのか謎。

前編は不可思議な誘拐事件が描かれ、真相が気になるが
後編は島田氏のライフワークか?死刑問題と冤罪についての蘊蓄。

島田氏の描く刑事の無能ぶりにはちょっとヒク(苦笑)
受信範囲の狭いトランシーバーでの会話なのに
初動段階で犯人が移動しているという発想がないとかありえねぇ!
電車での移動で同じ車両に犯人がいる可能性完全無視、ないないない!
渋滞してるから移動手段がないってなんじゃーそりゃ、莫迦なの?真性なの?
どこまで悪意をもって無能に描くのか。
犯人を狡猾に描くのを避けたいのは解る。
だからといって警察側を無能に描いて犯罪の成功率を上げるのはどうかと…。

東京の地下網の謎とか、東京は縦横ではなく周回状態での移動になるとか
色々トリビアネタなことも書いてあって面白い部分もあったけど、それも結局は軍人批判に繋がる。

読者を楽しませる為よりも、自分の思想主張に重きを置いた作品。


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