「あわせ鏡に飛び込んで」
文庫オリジナル短編集。
かなり古い作品群。
表題作は幻の名作らしいですが、ワタシ的にはイマイチでした(苦笑)
全編展開はなんとなくお約束なんですが、お約束だからこそ
そこに至までの描写で面白くもつまらなくもなると思います。
それにいくらお約束でも読者にある程度は謎を残してくれなくちゃつまらないし。
軽く読めてほんのり怖い作品集でした。
別れ話がイヤだからって瞬間接着剤で相手の手と自分の手くっつけちゃう話とか
ちょっと私には発想出来ないんですが(苦笑)言われてみたら怖い話だ。
皮膚と皮膚ピッタリくっつけちゃうと結構強力だよ、あれ。
病院に行けば剥がして貰えるんですかね?