SHINO's SketchBook
SHINOのときどき絵日記
 

2008年01月29日

  ■聖者の行進(栗本薫)

聖者の行進―伊集院大介のクリスマス
伊集院大介シリーズ、文庫の最新刊(といっても去年の11月刊行)
多分伊集院大介シリーズはもうこれ以上読みません。
下品で暗い作品でした。
一時代を作り上げたゲイバーの衰退する様を描いた作品でしたが
それはキャラの衰退やもしかしたら作家の衰退をもすら感じさせる物でした。
"恰好良い"と描写されているキャラを少しも格好良く見られないのは私の感性のせいかもしれませんが
たかだか50かそこらのキャラをここまで老いを感じさせるキャラにしなくても…という気がしました。
イマドキの50代はカリスマ性のないフツーの人でももっと恰好良いんじゃないかと思う(苦笑)
キャラはそんなだし、ミステリとしてはもっとダメだったと思います。


コメント